2018年5月17日木曜日

セルフチェック

リワークのプログラムの一つにセルフチェックというものがあります。このプログラムは名前の通り、自分についてチェックしていくものです。自分の何についてチェックするのかというと、それは生活についてです。

リワークでは、毎週月曜日の午前中に、先週の自分について振り返る時間を持ちます。「生活記録表」「私の目標」「日報」の3つを合わせて、リワークでは三点セットと呼んでいます。この三点セットを元に、先週の自分について振り返って行きます。


「生活記録表」は1日の生活記録(起床・就寝、食事などの記録)をつけていきます。「私の目標」では、生活に関する目標とリワークでの体験にまつわる目標を立て、どのぐらい目標に取り組めたかを評価していきます。「日報」は、リワークでの体験(プログラムに参加して)で感じたことや気づいたこと、考えたことなどを記入していくものです。


セルフチェックでは、上に挙げた3点セットを用いながら、リワークに参加するメンバー皆さんが順に報告をしていきます。報告のなされ方は、いろいろです。自分が特に気になった点があれば、その点を集中的に報告しても良いし、全体を見ていきたいのであれば、一週間まるごとを報告しても良いだろうし。それは自由です。

自由に報告できるからこそ、その方その方が、どの点を気にされたのか、注目したいと考えているのかが、報告の仕方でもあらわれると感じています。また、どの点に注目しているのかということが、問われるところでもあると思います。



リワークを利用されるメンバーの皆さんは何を重要視しているのか?何に注目しているのか?(私が個人的に気になっているトピックでもありますし、私が皆さんの報告を聞いて、感心する点でもあります)

この問いに答える人の数だけ答えがあると思います。何が正解かということはないのですが、私が注目して見ていることを、せっかくなので述べてみようかと思います。

私が注目する点は3つです。

一つ、  (一つ、などと書くと、何か条約のように見えますね…)
「生活リズムが安定しているのか。安定した生活リズムはどのようなものか。」

これは大事です。休日と平日(仕事のある日とお休みの日)で大きく違いすぎると、ギャップが生じます。心身ともに健康を維持するためには、規則正しい(多少のずれは生じると思いますが…)健康的な生活を目指したいところです。それは、テキスト的なものではなく、皆さんそれぞれにとっての健康的な生活(リズム)を目指して頂くことが必要だと思います。
皆さんそれぞれの健康的な生活リズムという点が、始めに挙げた、安定したリズムはどのようなものかということを、自分で掴めているか…ということです。



二つ、
「生活リズムが崩れた時、“いつもと違う状況になっている”と、気づけるか。」

異変に気づくと言うと、大げさかもしれませんね。でも、いつもと違うことをしていたり、いつもと違う状況になっていたりするときは、何かのサインかもしれません。それは調子が良いというサインかもしれませんし、不調になりつつあるサインかもしれません。いつもと違うサインに気づけることは、心身ともに健康を維持するためには必要だと考えます。

いつもと違うこと…。それってどんなこと?

例えば、中途覚醒が増えた。朝、目は覚めているけれども起き上がれない(布団から出られない)、肩こりがある、食事量が増えた、もしくは食欲がなかった…など、ちょっとしたことですね。

そのちょっとしたことが、大事だったりします。
セルフチェックを積み重ねて行くと、“ん?あれれ?”と皆さんが自分の行動に疑問を持ち始められます。(全てではなく、いつもと違うという点に対してです)

この時ぐらいから、寝付きの悪さがあったな〜。あ、グループ作業のリーダーになった頃からだ。などと。

なんて気がつけると、こっちのものですね。グループ作業のリーダーを担うことで、何か気苦労があるのかもしれませんし、作業量(仕事量)が増えて疲れているのかもしれません。それなら、気苦労を相談してみようか。疲れを癒やすために、温めのお風呂にいつもより、ゆったりと浸かってみようか…。などと、対策が取れるようになります。

いつもと違う自分に気づけると、疲れている自分や、しんどい自分をケアしようと思えますし、無理しないようにと、周囲に助けを求められるかもしれません。あるいは、やり過ぎていることをセーブ出来るかもしれません。
セルフケアをするためには、まずは自分について知っていくこと、いつもと違う自分に気づけることが必要になると考えるからこそ、1週間の中で皆さんが、自分についてどのように見ているかに注目しています。


三つ、
「報告の仕方」

生活とは少し離れますが…

セルフチェックの時間には、メンバー一人一人が先週の一週間について報告をしますと述べました。その報告の仕方は自由であることも述べました。
報告の内容とも言えるのですが、報告の仕方(どのような報告をするのか、どのような言葉を使うのか…がイメージし易いでしょうか)でされるのかに注目しています。

言葉ひとつひとつをチェックしているわけではなく、用いられた言葉から、
皆さんが先週の自分をどのように評価されているのかな〜と考えているのです。

皆さんの報告には、感心することも多いです。リワークで毎週取り組むことで、変化している自分に気づいているでしょうか。生活記録の記録量も増えていると思います。きっと、あ、これは!と異変に気づくことも増えていると思います。変化(自分でいろいろとケアが出来るようになっていることや、安定した生活リズムを維持できるような自分になってきていること)を評価出来ているかにも、私は注目しています。

例えば、仮眠してしまった。
という報告をされる方も多いです。

しまった…

この言葉には、反省、あかん自分、また出来なかった、などの皆さんの心情をイメージします。

昼寝しても良いと思います。ただ、昼寝(仮眠)がどうして必要だったのかや、昼寝することで、すっきりしたのかなど、自分の状況が掴めているかどうかが重要だと思います。
単純に、長い昼寝をした。だからダメと終わらせているのは良くないですが…。
疲れて眠ったのか、ダラダラとしていたのか、どんな自分だったのかを振り返っていることに価値があると思います。
仮眠を反省している言葉だと思うから気になるのです。先週の自分を否定する気持ちも含まれているかもしれませんね。

もっと自分が取り組んだことを肯定的に受け取っても良いと思います。また、どうして自分がそうだったのかを考えるヒントでもあると思います。ついつい、悪いところ探しのようになりがちですが、変化した点や維持できるようになってきた点にも注目して、セルフチェックのプログラムで一緒に共有したいと思っています。


セルフチェックに参加するスタッフによっては、もっと違った点に着目していることもあると思います。
私が注目している点を今回は書いてみました。


セルフチェックなんてやって意味があるの?
と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
過去の自分は見たくないし、終わったことにいろいろ言っても仕方ないだろう…そんな意見もあると思います。
しかし、リワークの皆さんを見ていると“意味がある”と私は確信しています。

リワークに入られた当初と、卒業される(復職される)頃とでは、報告の内容や仕方に違いを感じるからです。


週初めで、なかなか大変なプログラムではあると思いますが、これからも皆さんと一緒に粘り強く取り組んで行きたいと思います。

2018年3月23日金曜日

意識して取り入れる

3月に入り、春らしい暖かさになってきたと思ったのもつかの間、今週は寒い日が続きましたね。春は三寒四温と言われるくらい気候が目まぐるしく変わることは知っていても、心身のコントロールが上手く行かず不調に陥っている方も多いのではないでしょうか?

私自身も毎朝、今日はどんな服装が気候に適しているのか、天気予報と体感を頼りに迷う毎日です。今週は、クリーニングに出そうと準備していたダウンコートをもう1度取り出して着る日もありました。

気候だけではなく、職場でも異動や転勤、年度変わりなどといった環境の変化も多いこの時期、身体には知らず知らずのうちにたくさんの負荷がかかっています。

毎日の負荷を少しでも解消するように心がけ、健康に季節の変わり目を乗り切りたいものです。

そんな時に、簡単に取り入れられるリラックス方法を1つご紹介したいと思います。

それは深呼吸。

なんだ、ただの深呼吸かと思いがちですが、侮れない理由がちゃんとあります。

深呼吸は、意識さえすれば、いつでもどこでも出来るリラックス方法の1つ。
自分で、「リラックスしなければ。」と、念じてもなかなか上手くは行きませんが、ゆっくり呼吸をすることで、筋交感活動と呼ばれる自律神経のバランスを整える働きが身体のなかにおこり、リラックスへ導いてくれるのです。


鼻からゆっくり3〜4秒空気を吸い、口をすぼめて6〜8秒ゆっくり長くはく。
吸った長さの倍の時間をかけてはくのがポイントです。
何度か、繰り返してみて下さい。


慣れないうちは、鼻、口どちらからでも、時間も気にしなくて大丈夫です。
とにかく、ゆっくり吸って長〜くはいてみてください。

たかが深呼吸ですが、一度試してみて下さいね。

大切なのは、毎日の生活の中にどれだけ「意識して取り入れる」か、だとお伝えしたいです。

2018年3月8日木曜日

映画鑑賞会を通して

今年も早いもので、三月に入りましたね。
寒暖差が激しい時期ですが、体調など崩されていないでしょうか。

さて、リワークでは月に一度、「映画鑑賞会」というプログラムがあります。
テーマに沿った映画を、ひとり一本考えていただき、紹介してもらいます。
その際に “リワークで一緒に観たい映画”を考えてくださいとお伝えしています。
共に復職を目指すメンバーと鑑賞することは、友人や家族・ひとりで鑑賞するときの体験と少し違うのではないでしょうか。

そして、紹介していただいた映画の中から、一つを選びプログラムで鑑賞します。
先月は「最高の人生の見つけ方」という映画を鑑賞しました。

余命を宣告された男性二人が、「やりたいことリスト」を作り、実行するために旅にでるストーリーです。
人生の価値とは何なのか、とても深いテーマを投げかけられる映画でした。

この映画の中で、個人的にですが非常に印象的なシーンがありました。
それは、旅の途中のピラミッドの上で二人が語らうシーンです。

古代エジプト人は死んだとき、天国の門の前で二つの質問をされるそうです。
ひとつめは、自分の人生に喜びを見いだせたか
ふたつめは、他者の人生に喜びをもたらしたか


鑑賞しながら、自分はこの問いにどう答えるか。それ以前に、答えられるのか。
加えて、これを問う意味とはなんだろうかと考えていました。

人生は自分だけのものでもなければ、他者だけのものでもない。
相互が絡み合ったときに、より豊かな人生になるといった、メッセージのようにも感じました。
これは現代の日本でも、そしてリワークの中でも…と連想が進んでいきました。
これは、私が映画を観て、自由に(勝手に)思い描いたことです。
一緒に観たメンバーさんは、どういう感想をもったでしょうか。
違った感想をもっていることも、全く別のシーンが印象的だった方もいるでしょう。
映画鑑賞会というプログラムから、何を体験されたのか共有してみたいところです。

今月は「働き方を考える」というテーマで映画鑑賞会を行います。

みんなで映画を通して、働き方を考える。そんな機会になることを願っています。

2018年2月23日金曜日

冬の祭典

 平昌冬季五輪が閉幕しようとしています。休職している方の中には、これほどたっぷり五輪を観戦をしたのは初めて、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。勤務している時には仕事に追われ、ゆっくり観ることが出来ないことも多いと思います。
 一方で、休職中に五輪などで楽しんでいていいのだろうか、と罪悪感を覚える方もいらっしゃるようです。五輪に限りませんが、これも何かの縁で巡ってきた機会と考えて、今しか味わえない楽しさを感じてもいいのではないかと思います。
 次回以降の冬季五輪を迎えた時、「そういえば平昌の時はいろいろ大変だったな」などと思い出しつつ、「あの時があったから今がある」、「つらかったけど得たものも大きかったな」といった感じで今を振り返ることが出来たらいいですね。次の五輪は北京開催だそうです。まずはそのあたりを目標に長期的視点に立って、また今日からあせらず一歩ずつ、進んで行きませんか。

2018年2月20日火曜日

人前で発表するということ

2月の後半になりましたが、皆さん体調の方は崩されておりませんでしょうか?
インフルエンザという猛威に負けないよう、あと少しの冬を駆け抜けましょう!

現在、インフルエンザ大流行の中、日本のみならず世界中で平昌オリンピックが盛り上がっていますね。
スクリーン上でしか選手たちのことは見られませんが、私たちに感動を与えてくれるものだと感じて、日々応援しております。

今日は、人前に立って何か披露をしたり戦ったりするオリンピック選手を見ている中で浮かんできた「人前で発表するということ」というテーマでブログを書かせていただこうと思います。

CRESSでは毎月1回、「個人プレゼン」というプログラムを行っています。
これは、我々スタッフが毎月テーマを決めさせていただき、そのテーマに沿って自由に発表をしてもらうというものです。

自由というのは、口頭発表でもよし、パワーポイントを使用してもよし、ホワイトボードを使ってもよし…という発表方法の自由という意味です。
5分という制限時間がしっかりとあるので、全てが全て自由というわけではないですが、私は皆さんそれぞれに色を感じています。
テーマに沿って、皆さんがイメージを膨らませて発表内容を決められるため、何一つ同じものはないと思っています。
しかし、メンバーさんの多くには、誰かと同じような内容で発表してしまうことを恐れてしまっているようです。
発表内容や発表資料の質も、楽しませていただくところではありますが、
その人それぞれが、どのような雰囲気で発表をしているのか、つまり非言語的なところで見ている側が感じることについても、考えていただきたいなと思っています。

約20名のメンバーさんの前で発表をすることは勇気のいることだと思いますが、
それぞれの色や個性を出せるチャンスが埋まっているかもしれません。

来月も楽しみにしております*

2018年2月8日木曜日

リワークでの体験をどのように感じていますか?

 ここ数日はとても寒い日が続いていますね。最寄り駅の近くに流れている川が凍っていることに気が付き、寒波の到来を実感するとともに、より一層寒さを感じた瞬間でもあったように思います。
 インフルエンザも流行っていますし、体調管理には気をつけたいものですね。

 リワークでは、そんな寒さに負けないような、メンバーの活気あふれる様子が見られます。リワークにはそれぞれバックグラウンドの違ったメンバーが、それぞれの復職に向けて、様々なプログラムに取り組んで行きます。どのプログラムも、復職に向けた意味があると思います。
 様々なプログラムの中でも、寒さに凍えて固まってしまわず、グループ全体で力を合わせて乗り切ろうという動きを生々しく感じられるプログラムがあります(これは、私の個人的な感想ですね)。
 それは、グループ作業というプログラムです。このプログラムでは、メンバー皆で、ある一つのプロジェクトに取り組みます。プロジェクトの達成だけでなく、自分の仕事のあり方についても考えて行きます。きっと休職に至る要因になった自分の仕事のあり方が、このグループ作業を通して見えてくることと思います。グループ作業を体験された方は、肯かれているのではないでしょうか。

 現在、そのグループ作業では新たなプロジェクトとして、“リワーク通信春号”に取り組んでいます。ネタバレになってしまうかもしれませんが、今回のリワーク通信の中に、リワークメンバーが体験したプログラムの体験記が掲載されることが決まりました。体験記を書くということは、とても難しいことだと感じています。

体験記を書くことがどうして難しいのか…?

 リワークのプログラムの説明は、プログラムに参加するとそれなりに書き出せると思います。しかし、体験記となると、プログラムで何をしたのかを書き出すことに留まらず、リワークのプログラムの中で何を感じたのか、何を考えたのかなど、自らの体験の中での気づきを記していく作業が必要になると思います。だから、難しい…。
 その体験の中での気づきとは、休職に至った要因への気づきかもしれませんし、自分の行動パターンへの気づきかもしれません。他にもたくさんありますね。自分の新たな一面に気づくことかもしれません。それらは、復職を目指す上で必要な気づきだと私は考えます。

 リワークでの体験の中には、休職前に職場で体験していたことと同じような体験が、リワークの中でも起こっていることもあるでしょう。むしろ、リワークの中で、職場で体験したことと同じことが繰り返されていると気づけることが、意味のあることなのかもしれません。
 職場で起きていたことが、リワークでも繰り返し起こっているとすれば、きっとそのメンバーは、苦しいし、辛いし、時には悲しくなったり、惨めに感じたりしているかもしれません。それはどうして起きたのか、自分のどういった行動や考えが関係しているのか、体験を通して考えていけると、リワークにわざわざ来たかいがあると思います。
 今回の体験記は、その役を担ったメンバーそれぞれが、それぞれの体験記を記すことになっています。その役を担った人だけでなく、その他のメンバーも、自らの体験を振り返ってもらいたい。今、この瞬間に感じていること、考えたこと、それは何だったのか。すると、自分が何を嫌だと感じて避けている(リワークを休む)のか、どうして辛くなっているのかなど、少しずつ見えてくるのではないでしょうか。

 そして、何よりも、リワークでの体験で苦しんでいるのであれば、スタッフを頼って欲しい。何をリワークでやるべきなのか、リワークで体験するって何だ?と感じて困っているのであれば、それを先ずはスタッフと共有して欲しい。スタッフを巻き込んで、スタッフと一緒に考えていきませんか?


 まとまりなく書き出しました…。リワークでの体験を、リワーク通信で掲載するためだけでなく、自らの復職のために考えてみてもらいたいと思います。

2018年1月24日水曜日

体調管理の参考に。。。


先週は春並みの暖かさで、このまま春になればいいのにと願ったのもつかの間…
今週はまた寒さが戻ってくるようですね。。。
正月休みにダラダラ過ごしてしまった方は仕事モードの生活リズムに戻すのが大変だったのではないでしょうか?

生活リズムや気温など、急激な環境の変化で、体調を崩してしまうリスクが高くなります。
インフルエンザも流行しているこの時期こそ、今一度自分の体調はどうだろうか?生活を見直すところはないだろうか?と振り返ってみてはいかがでしょうか。

そこで、風邪の予防としてすぐ取り組めるのが手洗いうがいですね。
手洗いの見本ポスターは病院などで見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
では、うがいはどうでしょう?
私自身見かけたことがなく、しっかり教えてもらう機会も少なかったように思います。

うがいは流水でも十分なので、一度口をゆすいでから口腔内の汚れを出し、3~5回うがいをすると効果的だそうです。

とはいえ、一日で何度もうがいをするのは場所がないと難しいと思います。
喉が乾燥すると、そこにウイルスや細菌が付着して感染してしまうので、喉の潤いを保つことも重要になってきます。
こまめに水分摂取することで喉が潤い、ウイルスや細菌の排出を促したり、飲み込んで胃酸で殺菌することができるのです。


冬は夏に比べると、汗もかきにくく口渇感も感じにくくなることから水分摂取量が少なくなるので、積極的な水分摂取を心掛けてみてください。