2016年9月9日金曜日

ロールプレイについて

CressではSST講座としてロールプレイを実施しています。

ロールプレイでは、主役・脇役といった数名で行うもので、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれの役を演じ、その体験を通じて、ある出来事が現実場面で生じたときに、適切に対応できるようにする学習方法です。

まずはロールプレイの背景となる物語を皆さんで読み、大まかな内容を把握してから、主役・脇役という役柄をメンバーの皆さんで決めていきます。

人前に立って、役を演じるというのは、
思っている以上に勇気のいることだと思います。
ロールプレイの役に挑戦する人/しない人が存在することも確かです。

そこで今日はまず、配役決めについてお話出来ればと思います。

ロールプレイの内容自体も重要なのは勿論ですが、配役(配役を決める時の自分自身の思い、感情)も重要な事柄だと思っています。
というのも、”今日は主役をやろう!”と思う時もあれば、”なんだか気が向かないなあ”と感じることがあると思うのですが、それは何がそうさせているのでしょうか?

もちろん、その時々の気分や体調なども大きく左右していると思います。経験したことがない場面だからちょっと今回は・・と感じられることもあるでしょう。
しかし、その役柄自体が経験としてあるが故に演じることに自信がない、という理由も存在するのだと考えることも出来ると思います。

しかし、上記とは逆の場合も多く見受けられます。
配役を決める際に、”自分が経験したことだから”と手を上げて、主人公に立候補するというものです。

経験のある場面でどう状況を対処するのか、
自分はこのような苦手な場面でどのように行動し、どう感じるのか。
そのことについて考えることは、非常に大切なことだと思います。

実際にロールプレイを演じてみて、
客観的なフロアの意見を聞くことで、
自分の行動の癖・情緒の揺れなどについて検討し、自己理解に繋げていくことが出来ます。

ロールプレイの舞台は実際の場面ではないし、
ある種の人工的な場面ですが、
その人独自の特徴が多く表現されます。

単なる行動の癖だけではなく、
自分がこのような時にどう思いやすいのか・どう感じやすいのかという、
自分自信の情緒に触れる体験を増やしていくことが重要なことのように思います。

今度も皆さんと、
自分自身の情緒に触れる体験を増やせていければいいなと思います☆

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