2015年12月1日火曜日

文化について


 最近、わたしが、ふわりと考えていることを書こうと思います。

 京都の紅葉がきれいで、雨が降るとより一層と赤みが強く感じられます。その中で先日まで公開されていた、「琳派展」にいってきました。
 琳派というのは、現在の日本人、外国人がみても新奇性があり、斬新な構図で描かれていたり、草書、行書などあらゆる書式を入り交えて書いている詩がありました。のびのびと人の目を気にせず、自分たちの表現を最大限に挑戦している姿がそこにありました。その表現者たちが「琳派」という文化を創っていました。また、それを良しとする風土がその時代、その時代にあったのだなぁ、と眺めていました。このような新奇性に富んだ人のアイデアを受け入れる文化が今、日本にあるのだろうか。。?

 日本の文化というと、「恥の文化」とおっしゃる学者もいます。

じゃあ「恥の文化」とはなんだろう・・
 海外の人からみると、日本人は、他人の目に常に気を配っており、自己評価=他者評価という考えを持っていると分析されています。だから他人と違う行動、発言を避ける傾向があると言われています。
 実際、生活していると、無意識、意識的にも、他人がどう思うか多かれ少なかれ気にし、絶えずバランスをとり、他人の考えがまるで自分の考えのように思ってしまっていることがあります。つまり、「人様に迷惑をかえているかどうか」の尺度で行動していることによって、「恥の文化」といわれる国民性が形成したんだろうと考えました。

これって悪いことなの??良いことなの??
 じゃあ悪いことなのかというと、そうではありません。白黒どっちかつけたいところですが、良い面と悪い面があります。
 
 「恥」に対し行動するというものは、悪いことではありません。人々を思いやりながら、"個"ではなく、"集団"的力を促進させる面があります。日本は災害の国です。個で行動していたら、人は救えませんし、助かりません。集団で行動することでお互いを助けあってきた文化背景があります。恥の文化は日本社会の原動力とも言えます。
 
悪い面は、どうでしょう。

 自身の所属している集団以外の社会に対して疎かになってしまうことです。そして、最後は、個人の"個"が育ちにくい傾向があることです。
恥の文化は人目をきにする文化であり、体裁を気にしてしまうのです。
 良い所、悪いところそれぞれありますね。

リワークに目をみけてみます。

リワークのメンバーさんは、参加当初自身の意見など言うのにとても勇気が必要です。しかし、メンバーみなさんが一種の集合体です。"個"を集団の中で徐々に表現しながら、自身の内面に向き合っていきます。
このリワークは一つの小さな社会であり、文化です。
琳派のような、個性豊かな人たちが、それぞれの目標は違えど、大きくみると同じで、一種の集合体です。体裁を気にせず、社会のいいとこ、悪いとこをみながら、自身を表現できる場にリワークを利用していただけたらと思います。





2015年11月20日金曜日

雨が降ると体調を崩しやすい…?



いいお天気が数日続いていたかと思うと、一変して雨の日が続きましたね。
この時期の雨は、手足が冷えたり、湿気でムシムシして暑かったりと正反対のことが起こり、体温調整が難しい。それに加えて、雨の日は憂うつと気分が落ち込む方も多いのではないでしょうか?
 
では、なぜ雨が降ると体調を崩しやすいのか

気圧の変化が原因!?
 雨が降ると気圧が低下します。気圧が低下すると大気からの圧力が低くなるため、全身を押さえつける力が弱まり体が膨張するようです。いつもより体が膨張することで、血管やリンパが流れる勢いも低下し、血行不良を起こして頭痛等の体調不良に繋がるようです。

対処法はあるの?
  お風呂が良い
お風呂に入り、しっかりと温まることで、血行が促進され溜まった水分や老廃物を外にだすことが出来ます。身体が膨張しているので、締め付けるような服装も避けたほうが良さそうですね。
  除湿
室内で過ごす場合は、除湿機を使って除湿をし、不要なものを取り除く。
  適度な水分補給
気温が低かったり、湿気が多いと水分補給を忘れがちになります。水分が足りず、血液がドロドロになることを避けることが大事。1時間にコップ1杯が目安です。


 雨が続くと、特に風邪をひいていないのに、頭痛や身体のだるさを感じる方は、ぜひ上記の事を生活の中に取り入れてみてください。日本では比較的短い期間ですが、山茶花梅雨(さざんかつゆ)と言って初冬にぐずつく雨が降るようです。雨対策はまだまだ必要になりそうですね。

2015年11月12日木曜日

個人プレゼンについて。

今週は、先日行われた個人プレゼンについてです。
この日の個人プレゼンのテーマは「好きな場所」でした。

発表者の方それぞれ個性豊かな発表でした。
好きな場所も、ご自分のお部屋や家族と過ごす場所など自宅派と、美しい景色や食べ物、趣味が楽しめる場所などの外出派、また趣味のゲームの中の世界など皆さん思い思いの場所を発表してくださいました。

自分の個人的な部分を発表するのは、正解もマニュアルもないし、何をどんな風に発表していいかときっと悩まれたのではないかと思います。初めて個人プレゼンに参加された方は出来映えに圧倒されている方もいらっしゃいました。
しかし、正解はないからこそ、自分が思いつく範囲、出来る範囲で思い切って開き直って発表してみるのも1つの方法ではないかと思います。発表した後で反省点や改善点が見つかれば次に生かして、自分を責めない…というような「開き直り強気パターン後に前向き反省型」になれるよう私も努力しております。なかなか難しいですが…。


皆様もいろんな場面で自分を表現する場面があるかと思いますが、あまり気負い過ぎずありのままの自分で勝負ができると少し気が楽になれるかもしれません。。。

2015年11月6日金曜日

寒くなってきましたね。。

11月入ってから、朝晩と日中の気温差が激しくなってるように感じますが、皆さん体調崩されたりしてないですか?
乾燥してくると風邪を引きやすくなるので、外出からの帰宅後は手荒いうがいを忘れずにして下さいね。
インフルエンザやノロウイルス等かかりやすくなるので、予防が大切ですよ。
涼しいと喉の渇きにも鈍感になりがちなので、水分も意識して取って下さいね。


さて、運動するには良い気温になっていますが、皆さん運動してますか?
近所の公園まで散歩したり、ジョギングをしてみたり、他にも身体を動かす事にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?


少し肌寒い風が心地よく感じられたり、木々の紅葉を見たり、虫の鳴き声聞いたり、空の色を観察したり、様々な変化を感じる事が出来ると思います。


体力UPや、気分転換、考えをまとめたり、新しい発想を作り出すためにも、是非外に出て身体を動かしてみて下さい。


☆運動前にストレッチや汗拭きタオル、着替えなどの準備もお忘れなく☆









2015年10月30日金曜日

習慣性を身につけるために、、、

みなさんこんにちは(*^^*)

10月も今日を入れてあと2日となりますね。
11月に入ると気温もさらに低くなり、秋→冬へ移り変わる月にも
なります。
また、秋の風物詩の一つとも言える、紅葉を堪能できる時期でもありますよね!



さて、今回はタイトルにもあります「習慣」について書きたいと思います。

みなさんは今、何か習慣的にしているものはありますか?
生活リズムや、趣味、習い事などを継続して行っていること、
それが「習慣」です。


何か物事を続けることって大切ですよね。
しかし、そんな時に問題となるのが、続かない、つまり習慣にならない
ということです。一度習慣になってしまえば自然に身につくようになり、
結果が出るものなら達成感や向上心アップにもつながりますよね。




今回は何か物事を始めるにあたって、習慣性を身につけるためのコツというのを
3つほどかいていきたいと思います。


①習慣にしたいものを、まずは1つだけにする
→一度に色々チャレンジするのもいいのですが、
1つの習慣化だけでも大変なことです。
最初は1つでは物足りないと感じてしまうかもしれないですが、
まずはとことんハードルを下げて、習慣化させたいものを1つだけ
選択するといいでしょう。




②継続する大切さを意識する
→習慣化させるということは続けて行うこと、つまり継続することが
ポイントになります。
その行動を「意識的」にできる状態から「無意識」でできる状態に
もっていくためです。


意識してそれを行動に移せる
(お風呂上がりにストレッチすることを意識して行っている)

         ↓
無意識でもそれを行動に移せる
(お風呂からあがると自然にストッレチをする体制になる)


これは状態に進化(習慣化)したということになります。


『習慣化させるためには、意識してその物事をある程度の期間、
継続して行う』ということが大切になってきます。




③習慣化させたいことの必要性を考える
→どうしてそのことを習慣化させたいのか、何のために自分はそう考えているのか、
それをしっかりと認識し、受け止める必要があるのです。

例えば、、、復職を考えていて、いつ会社に戻ることになっても適応できるように
準備をするため「朝8時に起きること」を習慣として身に付けたい。

このように自分にとってどれだけ必要なことなのかということを、
再確認することが大切かと思います。








習慣性を身につけることは、生きていくなかで大切なことだと思います。
すぐに結果が出ないからこそ、諦めてしまったり、うまくいかなくて
モチベーションが下がってしまったりとあるかと思いますが、
「継続は力なり」という言葉の通り、続けていくことで見えてくるものも
あると思いますし、本当に自分にとって必要な、大切なことだからこそ、
続けることに意味があるのだと思います。





2015年10月23日金曜日

秋のイベント〜BBQ〜


今年は比較的、秋が長いようですね。

過ごしやすい気温が続いているように感じます。


今週は、毎年、秋の恒例のイベント、BBQに行ってきました。


当然のことながら、参加するメンバーさんが違うと、準備段階の話の進め方も違いますし、決められることにも違いがあったり、当日の流れも違いました。

今回は、20名近くのメンバーさんが参加されたので、食材の購入に時間がかかったり、初めて炭を使ってのBBQだったので、ドキドキ・ワクワク・ハラハラ感を味わえたように思います。






いつもは、リワークルームの中で過ごす時間が長いので、外に出て、みなさんらしさが非常に現れた1日だったように感じています。


いつも話さないことを話したり、いつもあまり話さない人と話してみたり、いつもと違うお互いの側面を知ることになった機会だったのではないでしょうか。


リワークプログラムを通して、皆さんにはいろんなことに目を向けてもらったり、感じる気持ちに目を向けてもらいたいなと思っています。

BBQで、いつもより笑ったなと感じられた人もおられるかもしれませんし、
いつも見せていない自分を出すことができたなと感じられた人がおられるかもしれませんし、
久しぶりにのびのびと振る舞うことができなと感じられた人もおられるかもしれないですね。







もうしばらく、秋は続きますよね。

季節の彩りを感じながら、いろんなことを体験してみてはいかがでしょうか。

2015年10月15日木曜日

復職の目安 〜「復職できるかどうか」という不安を抱えながらも、リワークを卒業することの意義〜

リワークに参加しているメンバーさんにとって、
「自分がいつリワークを卒業し、復職できるのか?」
という問いは、非常に葛藤的で不安に満ちた問いです。
職場での仕事で苦しみ、うつ病になり、休職になった方たちが、復職を目指してリワークに集まっているわけです。
しかし、その職場に戻っていくことは、大きな不安が伴います。

 職場での人間関係に悩んでいたメンバーが元の職場に戻る際には、「嫌な上司や苦手な同僚がいるところに、同じように戻って行かなくてはいけいない」と、不安でいっぱいになるでしょう。
 「他人を変えることは難しい。だから、あの上司も同僚も、きっと変わっていないはず。戻って一緒に仕事をしたら、前と同じように辛い目に合わされる」と不安になります。

 仕事が多くて業務過多になっていた人は、「職場に戻った時に、業務配慮してもらえるだろうか」心配でしょう。
 「戻った当初は配慮してもらえても、復職して半年経ち、一年経ったら、業務配慮も終わり、残業も増えて、また激務に追われるのでは」と不安になります。

 休職したことで職場を離れて、それによって同僚や上司に迷惑をかけている、という負い目がある人はどうでしょうか。「復職してみんなと顔を合わせることには、強く抵抗感や罪悪感、恥ずかしさでいっぱいだ」と、復職することが嫌になるかもしれません。
 「戻っていった時、どういう目で見られるか。休職して穴を開けたことで、きっと周りは迷惑だと感じているかもしれない。そういう視線を浴びながら、萎縮して復職しなくてはならない」と想像して、不安に陥るかもしれません。

 以上のようなケースですと、同じ場所に復職することは、不安と葛藤と不快な気持ちを伴います。そんな職場に戻るくらいなら、「異動」や「転職」をしたいと思うことだってあるでしょう。

 しかし、上記したような不安や考えが、あまり根拠のない思い込みである可能性はあります。復職に際して湧き上がってくる不安には、何らかの主観性の偏りがある場合もあります。もっと柔軟な考え方を導き出して、不安を軽減させて、復職に向かおうという気持ちを保持することは大事なことです。

 リワークとは、復職を目指すグループの治療的な取り組みです。
 よって、復職に際しては、メンバーさんが現在、どれくらい復職のための準備が整っているかをリワークで検討していきます。「復職可能性」という治療的な根拠を大事にしています。
 
 何よりも、目に見える復職のための材料は、リワークへの出席率です。
 リワークでは、メンバーさんが復職して定時まで働けるための目安として、リワークに遅刻や途中退席することなく、ほぼ皆勤で2、3ヶ月は通えることとが必要だと考えています。

 復職できることとは、単に元気になって不安が消えてしまっていることを意味しません。復職にあたって、不安や心配はあって当然です。仕事でストレスがあるのは当然です。
 ですから、大事なことは、不安やストレスに対して「欠席」という行動をするのではなく、不安を携えながらも休まずに職場に通えるようになることです。
 職場に行って、そこで同僚や上司などとのコミュニケーションを用いて、不安を乗り越えられることが、本質です。
 それでもやっぱり職場でのコミュニケーションでは解決しにくい不安については、復職後も、診察とアフターリワークという治療を使いながら、乗り越えていけることが大事です。

 以上のことを、リワークになぞらえると、次のようになります。
 つまり、リワークに通っている間に、リワークの中で、(職場と同じように)不安や心配を経験することです。
 それは、メンバー同士での対人関係の悩みかもしれません。
 苦手なプログラムへの不安かもしれません。
 リワークで悩んだ時、苦しんだ時、不快になった時に、リワークを欠席するのではなく、リワークにちゃんと来られるようになることです。そして、その悩みを、スタッフと相談し、さらにはメンバー同士で話し合って、リワークの中で乗り越えられることです。
 こういう体験がリワークでできれば、その人は、職場に戻ったときに、同じことが職場で起こっても、今度は職場を休まずに、職場の中で主体的に問題を乗り越えられる可能性が高くなります。

 毎日リワークに通えて初めて、いろいろなプログラムを通じて、休職に至った自分自身について振り返り、考えることができます。
 出席がままならないと、このようなリワークの中身の作業ができません。
 
 自分だけで考えるのではなく、スタッフとメンバーが、あなたと一緒に考えます。
 そして、休職の理由を、職場環境の外的要因だけでなく、自分自身の中にある問題としても見ていきます。それができるかどうかです。
 復職にあたっては、自分自身の課題やテーマに、苦しいですが、向き合います。
 そうした経験をリワークで毎日積み重ねていくことが、その人に何らかの変化をもたらすかもしれません。
 自分自身を知る経験が、適切に行動することと相互作用します。
 リワークでのこうした実績が、その人が職場に戻っていった時に、休職前とは違うように自ら考え、行動することに繋がるでしょう。

 復職することには不安が伴います。
 その不安を携えながら、しかし復職という現実に踏み出すことが必要です。
 
 しかし、復職という現実に踏み出すことを回避し続けることも起こります。
 リワークへの在籍期間がだんだん伸びていくと、いつしか、その人にとっては、リワークが現実からの逃避場所になっていきます。
 復職するために参加したはずのリワークが、復職を先延ばしし続けるためのリワークに成り果ててしまうのです。
 リワークに毎日通えるようになり、リワークでの体験が充実してきて、仲の良いメンバーができてくると、リワークが居心地良くなります。
 この体験自体は、とても意味のある、大事な体験です。
 休職して閉じこもり、自分を相手も信用できず、暗い気持ちで一人悩んでいた状態から、人と接することに喜びや楽しさを感じ、一人ぼっちではなくて、リワークという居場所を見つけられるところまで来たのですから。
 
 しかし、リワークは、終わらなくてはいけません。
 それが三ヶ月になるのか、半年になるのかわかりませんが、必ずリワークは終了します。
 リワークとは、その方が再び社会復帰していくプロセスの中に位置づけられて、初めて意味を持つ人生の時と場所です。
 リワークでの居心地の良さを、長々と続けていくことはできません。
 それは、本来のリワークの目的(復職や社会復帰を目指す)が、完全に転倒してしまっている状態だからです。
 リワークを終えて、巣立つこと。
 厳しくはあるけれども、その人が働ける場所に、また戻っていくこと。
 そのために、リワークはあるのですから。

 そして、あなたが旅立った後のリワークの席には、かつてのあなたがそうであったように、休職して今後の見通しも持てずに不安でいっぱいの、新しい参加者が、座ります。
 その席は、順々に、譲られ、受け渡されていくものなのです。

 さて、復職という現実に向かうためには、職場と連絡をとり、職場と話し合いをしていくことが大事です。
 一人だけでは怖くて職場と連絡をとれなかったかもしれません。
 しかし、リワークではスタッフが一緒に手伝います。復職するにあたって職場への不安や不信感があったとしても、それは職場と直接コンタクトを取って話し合うことなしには、変化もしません。

 職場を拒絶し、敵対し、不信感でいっぱいでは、復職は成功しないでしょう。

 そして、こうした不信感の原因を、いつまでも職場だけに求め続けている状態では、その人がリワークを利用する意味がないことは、ここまで読んできた方たちには、自明のはずです。

 「なぜ自分が職場を信じられないのか、拒絶しているのか、敵対してしまっているのか」ということを、リワークで考えることです。
 そういう自分を見つめて考える作業をしながら、実際に職場とのコンタクトと話合いを続けることで、その方の職場との関係の性質が変容していくかどうかが、復職の成功の鍵を握ります。
 不信が全部消え去ることはないでしょう。
 しかし、「不信感を持ち続けている自分自身とは、どういう自分なのか」と考えられるようになっていれば、職場への不信感にも揺れが起こります。
 それは、職場の問題をひたすら指摘する状態から、自分自身の中にあった課題や問題に向き合っているからです。
 これが、休職中にリワークを使う意義です。
 
 復職にあたっては、職場によっては、復職トレーニング(リハビリ出勤、ならし勤務)を利用できます。
 リワークに居続けるだけでは、前進しない悩みもあります。
 ですから、実際に少しずつ職場に行くことです。そして、リワークも同時に利用しながら、現実に直面して初めて知る出来事と不安を、リワークで考えて、乗り越えていきます。

 リワークに参加されている皆さんには、今の自分が復職へのプロセスのなかで、どこにいるのかを、考えてもらいたいと思います。
 「欠席が多く、出席率も低い。今は、毎日休まずにリワークに行こう」というところにいるのでしょうか。
 「自分自身の課題に向き合うことを始めたけれども、やっぱり苦しくて辛くなっている」のでしょうか。
 「リワークが楽しくなってきたけれども、逆に居心地が良すぎて、職場を遠ざけたい気持ちが出てきている」でしょうか。
 「そろそろ復職だと感じているけれども、職場の人と会って話し合うことに、二の足を踏んでいる」のでしょうか。
 「それとも、もう自分はリワークでやることはある程度やった、不安はあるけれども、あとは現実の職場に戻ってみよう。そして、私の席を、次の人に譲ろう」という決意を固めているのでしょうか。




2015年10月14日水曜日

呼吸の取り入れ方


みなさん、秋になり、気持ち良い季節になってきましたね。

天気がよいので外出して気分転換している方もいると思います。

外にでて、新しい刺激をもらって、気分転換になるけれど、でも、帰宅するとぐったり・・・。そういう経験はありませんか?
ぐったりして、でも刺激を受けすぎて、なかなか寝付けないという経験があったら試して欲しいと思います。
交感神経が優位になっていて、副交感神経になかなかきりかわりにくくなっているためなんです。なので呼吸をすることで副交感神経を優位にしていきます。


お風呂につかって、水面をみてください。呼吸で水面が揺れます。自分の呼吸が視覚化できます。
そこから、お腹に鼻からたくさん息をいれて、鼻からゆっくりだしてください。水面の揺れに変化が生じます。これを繰り返してみてください。
慣れてくると目をつぶります。無理にしないでくださいね。少し汗ばんできたら、お風呂からでてください。
お風呂にでてから、火照っているのが治まると、鼻からすって鼻から出すという呼吸を意識してみてください。
そこからお布団に入ると少し寝やすくなると思います。

普段意識しにくい呼吸を取り入れて、楽しい秋を過ごしましょう。

2015年9月9日水曜日

気温の変化

最近、梅雨かと思うぐらい雨が多いですよね(><)
それに伴い、気温も急に30度をきる日が多くなってきました。



日中の気温差が激しいと身体がストレスを感じ自律神経が乱れ・・・免疫力が低下して体調を崩しやすくなります。


なので、少し以下のことを意識してみて下さい(^^)



・睡眠を十分にとる

・栄養バランスに配慮する

・リラックス出来る時間をつくる

・ストレッチなど軽い運動を週間化する



心と身体のバランスが崩れないように上記のことを心がけて
この季節をのりきりましょう!!


2015年9月3日木曜日

香りの効果


 いい香りがすると、こころがふわっとしたりしたことありませんか?

 街中でコーヒーの匂いがしたり、住宅街で晩御飯の匂いで、今からコーヒー飲もうとか、今日の晩御飯なにかなってなった経験はありますか?
香り・匂いという感覚器から思考が変容します。こう文章にすると香り・匂いというものは私たちの生活に非常に影響がありますね。

日本でのお香の文化はとても古いです。仏教伝来時に伝わったとされています。日本書紀にもお香についての記述が残されているほどです。

昔は儀式のとき必要であるためでしたが、高貴な人の遊びとしても親しまれていました。

現在は西洋のアロマも普及してお香も私たちの生活に身近なものとなりました。

ここで題名の「香りの効果」に入っていきます。

香りを嗅ぐと、わたしたち、人はヒトであるため本能的に脳が自動的にあらゆる感情を表します。また鼻からも嗅ぎますが、人は皮膚からも香りを感知します
リワーク内でも、アロマを使用しています。メンバーさんの意識には上らないかもしれませんが、本能的にこころのどこかで香りをキャッチしていると思います。

今回はアロマの効果を書いてみました。
*ハーブ系(ローズマリー、ペパーミント、クラリセージなど)

*柑橘系(オレンジ、ゆず、グレープフルーツなど)

*フローラル(カモミールローマン、ローズ、ラベンダーなど)

*エキゾチック系(イランイラン、サンダルウッドなど)

*スパイス系(シナモン、ジンジャーなど)

*樹木系(もみ、ユーカリ、ローズウッドなど)

このように大きくわけて7種類あります。

ストレスや緊張をほぐしたいときには・・・ラベンダー、ジャスミン、ローズなどがオススメです。血圧や心拍をしずめる働きがあります。

うつな気分や自身をなくしたときには・・・ジャスミンがおすすめです。幸福を感じ、勇気を与えてくれる香りとされています。

不安・心配・気持ちがそわそわなときは・・オレンジがおすすめです。明るい陽光を広げる力があり、建設的な気持ちにさせてくれます。

よく眠りたい時は・・カモミールローマン、サンダルウッドがおすすめです。くつろぎのある安らいだ気持ちにさせてくれます。

ショックをうけたとき・・ローズがおすすめです。傷ついた心を慰めて、同時に内面の強さを取り戻します。立ち直りたいときに効果的です。


もっと種類もありますが、代表的なのをかきだしてみました。


お風呂に一滴いれてみるのもいいかもしれません(╹◡╹)
かわいいお香立てにお香をたてて、煙のゆらぎをぼ〜と眺める時間があってもいいと思います(*^^*)

ぜひ、自分にフィットした香りをさがしてみてはいかがでしょうか♪



2015年8月28日金曜日

休暇のとり方

みなさん、お盆休みはどう過ごされていました?
職場によっては、時期をずらして休暇をとる方もいらっしゃるかもしれないですね。



長期休暇からおよそ2週間が過ぎようとしていますが、生活リズムは仕事モードに戻せているでしょうか?
リワークのメンバーさんも毎週月曜日にセルフチェックで生活リズムの振り返りをしていますが、長期休暇でリズムが崩れてしまった人や、普段通りのリズムを保っていた人など様々でした。



普段より長い休暇は嬉しくて気が緩んでしまいがちですが、仕事モードに戻る時の何とも言えないしんどさや、身体の怠さを感じたことはありませんか?
極力、生活リズムを崩さないように生活することで、多少はしんどくなったり怠く感じる事を和らげることが出来るでしょう。



9月にもシルバーウィークで長期休暇がありますが、有意義な休みにするためにも今回の休みの過ごし方を振り返ってみてはいかがでしょうか。
楽しい休暇を過ごした後「さぁ、明日から頑張るぞ!」と気持ちを切り替えて仕事がスタート出来るように工夫してみる事も大切です。



朝晩は多少過ごしやすい気候になってきましたが、まだまだ暑い日が続くので、熱中症対策を忘れずにしてくださいね。





2015年7月31日金曜日

「書く」大切さ、、、

みなさんこんにちは(*^^*)


 みなさんは「日記を書く」ということを経験したことが
ありますか?また、PC技術が発達している現在で「書く」という
動作が減ってきているなんてことありませんか?


 今では「書く」といえばSNSやブログ等が思い浮かぶのではないでしょうか。

 でも実は「書く」というシンプルな動作にストレスを軽減する力が
あるのです!
そして精神面だけでなく、脳を活性化させる力も持ち合わせているんです。

自分の中で渦巻いているモヤモヤした気持ちを何とか処理したいと思ったら
紙にしたためることをおすすめします!

たとえば、、、
・手帳の余白に小さな字で一言二言
・日記帳に日々の思いを二、三行
・コピー用紙に不安や辛みを殴り書きにするのも、それを書いたあとに
ビリビリに破ったりする

 人に読まれると思うと少し感情を抑えようと意識してしまうことも
あるかと思います。
一方、手書きはどんな悪い言葉、汚い字でも書き放題です。
直接手に刺激が伝わる「手書き」をすることにより、思いの丈を筆圧に
込めることができるのです。

 
 そして殴り書きでももちろんいいのですが、日記として丁寧に文章を書くことで
脳に刺激を与え、活性化させることができます。
「書く」という動作は実はものすごく頭を使う作業なのです。

 まず書きたいことを思い出すために頭の中の数ある引き出しの中から探し出し、
それを文字に変える作業を行い、PCならキーボード作業一つで行われる漢字変換も
自分の頭で行っています。
思ったよりも脳がハードに動いていると思いませんか?

 

 一番のおすすめは日記を書くことです。
始めはたった一言。一行でもいいんです。
気がついた時、思った時に「書く」、そこから始めてもいいんです。

書きたいことを書いて少し気持ちに余裕ができたら、
もう一度読み返してみてください。

 不安や辛み、迷いなどがつづられていたとしたら、客観的に読み返してみるうちに
自然と答えがでるかもしれません。
「自分と向き合う」という作業もできる日記。ぜひ始めてみてください!(*^_^*)





2015年7月17日金曜日

〜うつ病講習会 〜


先日、二ヶ月に一度の、院長のうつ病講習会を行いました。


今回のテーマは、“うつ病の再発・慢性化”についてでした。


うつ病は再発・慢性化が多い病気なので、まずは‘うつ病’についての正しい理解を深め、治療しながら、再発・再燃を予防する手段を自ら取っていくということが必要になっていきます。


うつ病の再発率は高く、ある程度回復したとしても、最初の2年のうちに半数以上の方が再発すると言われているので、その2年間が重要な時期としてとらえることができると思います。



今回は、講習会の中では、架空の事例をもとに、治療の経過がどのように進んでいったかを辿り、再発しないためにどんなことを心がけるとよさそうかを学びました。

発病するまでの様子や、発病してからの経過、そしてどのような問題を抱えているのかを整理することで、
これからどういうことができるようになると良さそうかということが見えやすくなっていきます。


①性格や、考え方が過度に偏っていないかどうか

②どんな生活習慣になっているのか

③仕事以外のことはどうなっているのか

という上記の3つの視点で見てみたり、

考え・気分・行動
が、どうなっていて悪循環が生じているのかを客観的に捉えられると、

現実的な行動が少しずつ取りやすくなっていくと思います。






〜外来でよく話していること〜
◎過去のことをイメージしすぎるとしんどくなってしまうので、
「こんな自分でも、まあいいか」「何でも思い通りにならないよね」と良い意味での「あきらめ」を
 ・・・自分のダメな部分を受け入れたり、周囲に対する過度な期待を下げることができたら、楽になるかもしれないですね。


周りに気を使いすぎないように、
「ありがとう」というように。
 ・・・周囲のことばかり配慮して、身動きがとれなくなってしまうのを避けられるとよさそうですね。

肩の力を抜いて
「病気とうまく付き合っていきましょう」
 ・・・こころのゆとりをどのように確保できるかが大切ですね。

もとの自分に戻ることより、あらたな自分に。
 ・・・これからどんな風に過ごしていけるとよさそうか、少しずつ考えてみてください。




講義のあとは、メンバーの皆さんから、率直な質問がいくつか挙げられていました。

これからどうしていけばいいのか、不安なことはたくさんあると思いますが、
少し先のイメージが持ちやすくなったのではないかと思います。


いろんなプログラムや、CRESSでの関わりを通して、今後も一緒に考えていけたらと思っています。











2015年7月10日金曜日

「ワクワク♪リワーク通信 2015年夏号」が完成しました!〜グループ作業の体験を復職に生かすために〜

CRESSのブログの読者の皆さん、こんにちは。
7月に入りました。梅雨明けが近づき、夏の訪れをすぐそこまで感じる季節となりました。

リワークメンバーは今日もCRESSに通い、仲間たちとともに、自分を見つめ、職場復帰に向けた作業に取り組んでいます。
このブログには、そういうメンバー達の復職に向けた真剣な取り組みを、多くの方たちに知ってもらう意義があります。

その意味で、今日のブログでは、リワークメンバーが、5〜6月の2ヶ月間のグループ作業で作り上げた、
ワクワク♪リワーク通信 2015年夏号(通算第9号)
をご紹介したいと思います。

グループ作業の成果物が出来上がるごとに、本ブログの記事でもその作品をご紹介してきました。同時に、グループ作業の意義も、お伝えしてきました。

リワーク通信の創刊は、2012年10月に遡ります。
今回の「ワクワク♪リワーク通信」は、通算して第9号目となります。
休職に至ったメンバーが、現在復職を目指して、グループの中で日々何を学び、体験しているのかを、リワーク通信を通じて、発信しています。
毎号毎号、その時にリワークに在籍していたメンバー同士が、リワーク通信の作成というプロジェクトを通じて、ともに仕事をする体験を共有してきました。

では、今回完成したリワーク通信を、見ていただきたいと思います。





夏を意識したコラージュでデザインされた色鮮やかな紙面が、とても印象的だと思います。
表紙は、「ゼンタングル」という手法を取り入れました。ゼンタングルは、過去のグループ作業の「響生 〜 memoirsこの1年を回顧する 〜」や「ワクワク♪リワーク通信」で、取り入れられたことがあります。メンバーで順番に絵を描いていき、各自の絵が集合して全体で一つのまとまりのある絵が出来上がるのです。当時在籍していたメンバーさんがゼンタングルを紹介してくれたのが、ゼンタングルを始めるきっかけとなりました。それが引き継がれているのです。

「小ネタあつめました」のページには、リワークに参加し始めたときにメンバーが感じていた疑問・質問を、Q&Aの形式で取り上げています。
「リワークあるある」や、「おすすめのお弁当」コーナーでは、リワークルームの中でのメンバーの日常の断片が、生き生きとユーモラスに伝えられています。

プログラム体験記では、メンバー間でアンケートを実施し、リワークプログラムで皆が何を体験しているのか、メンバーの声を拾い上げました。

プログラム体験記を読んでいただくと、メンバーが自分を自分で管理し、律することができるように、健康的な生活リズムの確立や、生活習慣の改善に取り組んでいることが、おわかりいただけると思います。

また、休職の背景には、そのメンバーの職場の要因もある訳ですが、より本質的には、そのメンバー自身に起因するものがあります。そして、リワークというグループによる治療においては、そのメンバー自身の内的な課題に、本人が目を向け、考えていくことが目標です。つまり、「私自身の考え方や性格、対人関係の取り方、コミュニケーション、仕事の仕方などが、休職に影響していたのではないか?」と考えられるかどうかが、リワークという治療体験の鍵を握っています。プログラム体験記からは、メンバーが自分について知る手がかりや方法をプログラムから学び、吸収していることも、知っていただけるでしょう。

そしてそうした方法論を、リワークでは実践的・体験的に試みること。休職の背景にもなっていた自分の内側にある課題や弱点を、メンバー間のコミュニケーションや、スタッフとの相談を通じて、乗り越えていくこと。そういう苦しくも濃密な日々の体験を、メンバーがリワークで重ねていることが、リワーク通信窺い知られることでしょう。

グループ作業とは、そうした体験を通じた学びの場です。
実際の職場と同じように、メンバーの中から全体リーダーを選出し、役職を置き、グループ分けをして、仕事のための組織づくりをします。
納期に見合う仕事量はどれくらいか検討しなくてはいけません。作品にかける理想はあるけれども、納期という現実を忘れるわけにもいきません。葛藤しながらも、今の自分達に見合う仕事はどういうものか、皆で検討しながら、仕事に向かいます。
職場で起きたことと似たような人間関係での悩みを、多くのメンバーが体験します。仕事の進め方についての意見の相違、他のメンバーから言われたことに対して感じる不満や怒り、相手にお願いしたい仕事があるけれども、口に出して依頼しにくい体験……。

今回完成した色とりどりのリワーク通信の背後には、こうしたリワークメンバーの濃密な体験があるのです。

今回のリワーク通信が、メンバーの日々のリワーク体験を、読者に知ってもらう機会となりますように。
それと同時に、今回のグループ作業が、来るべき復職への橋渡しとなり、自身の変化のきっかけとなる、実りある体験となればと思います。

2015年6月25日木曜日

アフターリワーク

こんにちは(^^)

さて、6月20日(土)は月に1度のアフターリワークが開催されました。
卒業されて1年以上の方や卒業間もない人、それぞれの方が集まり
現状の悩みや相談、報告をして下さるとても大切な場所です。

復職して間もない時の悩みに関しては、皆さん同じような壁に悩まされるのでどのように乗り越えたり解決してきたのかを
直接体験談が聞けるのでとても参考になります。

また、復職後ずっと調子良く仕事を続けていたのに、調子を崩しかけている方の悩みをみんなで共有し一緒に考えることによって、自分では気付けなかった体調の変化や生活の問題点などがみえてきます。



また、午後はフレンチトーストを作って食べながら自由にお話が出来る時間でした。
久しぶりに会う皆さんは色んなお話をして楽しそうです(^0^)


心理士からの個別相談や看護師からのセルフチェックも実施させて頂いています。

卒業生の皆さん、是非この場所をどんどん利用していって下さい(^^)








2015年6月19日金曜日

むくみ

雨の日が多くなってきましたね。
この時期は湿度が高くて、普段なら汗や皮膚から蒸発する水分がなかなか体内から出ていかずに浮腫みやすくなります。




そうすると、何となく身体がだるく感じ、体内の老廃物を排出することが出来ないために、体調不良の原因の一つにもなってきます。




浮腫みの原因は気候だけが影響しているわけではありません。
塩分の取り過ぎ、長時間同じ姿勢を取り続ける、運動不足、血行不良、ホルモンバランスが影響してきます。
それに加え、女性は男性に比べると筋肉量が少ないために、基礎代謝が少なく、脚に溜まった血液を心臓に返しにくくなります。




では、体内の水分を溜めないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
①汗をかく!
②水分の取り過ぎ、お酒の飲み過ぎに注意する!
③身体を冷やさない!
④利尿作用、発汗作用のある食材を食べる!(アサリ、きゅうり、トマト、生姜、シソ等)




水分を取らなさすぎても、脳が「体内に水分が足りてない」と判断して体内の水分を排出しなくなってしまいます。一日1㍑〜1.5㍑は食事も含めて水分補給するように心がけてください。




これからどんどん暑くなってくると思うので体調管理に気をつけて下さいね★

2015年6月15日月曜日

はぁ〜・・・

6月に入り、気温が高い日があったり、低い日があったり、雨の日が続いたりしますね。
この時期はじめじめして、こころもからだも調整がむずかしいですね。

朝起きて窓から外をみると、「はぁ〜・・」となるときがあります。
そのとき、「あっ!だめだ! ため息ついちゃった…」というときはありませんか?

ため息をつく=悪いことって思っていませんか?

今日はため息の良い効果を紹介したいと思います。

まずは、「ため息」は身体の中心からふか〜い息を吐きだしています。つまり、身体が自然と「複式呼吸」をしてリラックスをしようと働いています。

そのとき、脳の中でもリラックスしようと働き出すのです。副交感神経が優位にたつときうことが実験から証明されています。
そして身体からふか〜い息をだすことによって、血行促進の効果があります。血のめぐりがよくなります。
また、ため息によって、脳が不安だと思う回数を減らすことができるのです。脳はイヤだなと感じたら、それを減らそうとするのです。

わたしたち、人間の身体というのは実によくできているなぁと思い知らされますね。

ため息をつきすぎるのはよくありませんが、ため息は絶対にだめっと思わなくても、良い効果もあるんだと知っていただければと思います♪♪

2015年6月5日金曜日

梅雨ですね

こんにちは(*^^*)



 6月に入り、季節はもう夏ですね。
お外の空気もフワッと夏の匂いがしたりして。。。

 
 そして6月といえば、梅雨の季節になりますね。
しとしと、じめじめ、ザーザーと嬉しくないイメージが
浮かんできちゃいます。
雨だから、、、と外出する気持ちも半減しちゃったり。


 しかし!雨の日の外出にも嬉しいことがありますよ!
傘に落ちる雨音や、葉っぱに落ちてキラキラした雫。
そしてそして!雨といえば虹ですよね!
ベタじゃないか〜。と心で思っていても実際に見ると、
やっぱり自然と心がほっこりするものです。

 また、雨の日の出来事は記憶に残りやすい傾向があると
言われているのです!
なんでも雨は見たり、触ったり、匂いを嗅いだりと、
五感で感じられるものなので、起こった出来事を
より印象深いものにしてくれる効果があるんですって!

 
 こんな効果があることを考慮して、雨の日に外出をためらう
あなたもぜひ、「雨の日のほっこりな思い出」
作ってみてはいかがでしょうか(*^^*)?






2015年5月29日金曜日

午後の散策〜タウン誌を片手に〜


 みなさんこんにちは〜

 暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。


 今週の水曜日(5/27)の午後のプログラムの時間は、久しぶりに出かけてきました。





 行き先はというと・・・

 前回のブログで紹介した、タウン誌3号に載せているポイントでメンバーさんが行きたい所をいくつかしぼって、巡ってきました。



 
 まず第1ポイントは、地図の⑦番。

 【旧丁名継承碑】 クリニックを出てすぐのところにありますが、意識して探さないと、見つけるのが難しいところに隠れています。


 そして、クリニックから堺筋を北上し、地図の⑥番へ。
 【座れるアート】 ちょうど私たちが行ったときは、腰をかけて休憩しておられる方が何人かいらっしゃいました。
 それぞれ形が違っていて、座り心地もそれぞれでした。

 今回⑤番のきんつばは前を通過し、
 ④番の【ゼー六北浜】に向かうため、左折して西へ。


 かなりな行列…
 少し歩いて、暑い中で食べるアイスもなかは格別でした(*^_^*)


 休憩を挟み、目指すは③番の【芝川ビル】
 バーや、セレクトショップなどさまざまなお店が入っていて、この中を探索するだけでも楽しそうでした。




 そしてゆっくりと、クリニックへ。
今回は4箇所を回って、だいたい1時間強の散策でした。


 地図を見ながら回ることで、目的地に辿り着くまでのワクワクするような気持ちを味わえたり、
 探しながら色んなものに目を向けるので、普段ただ歩いているだけでは見つけられないような発見もありました。


 一人で散策するも良し。

 こうしてみんなで話しながら歩くも良し。

 太陽の光を浴びると、気分転換にもなり、ほどよい疲れも感じられますね。

 

 目的地を目指すことも大切ですが、それまでのプロセスをいかに充実させるかということも大切だなと、今回の散策を通して思いました。

2015年5月25日月曜日

グループ作業でタウン誌(第3号)を作りました 〜仕事とは、受け継がれ、手渡されるもの〜


リワークプログラムCRESSのblogをお読みの皆さん、こんにちは。
この季節、天候の良い日は暑くも寒くもなく気持ちが良くて、とても過ごしやすくなってきましたね。

4月17日のブログの記事で、グループ作業で作った「リワーク通信2015年春号」をご紹介しました。
今日は、3月と4月の2ヶ月間に渡るグループ作業でメンバーさん達が作り上げた
「タウン誌 和 (なごみ)〜こころの寄り道〜」
をご紹介したいと思います。

「タウン誌 和」は、クリニック和 ―なごみ― 周辺の散策マップです。
グループ作業では、毎年3月と4月でタウン誌の作成に取り組んでいます。
タウン誌も、今回で第3号となりました。
創刊号と第2号についても、blogで以前にご紹介しているので、この機会にぜひお読み下さい。
創刊号:グループ作業で、タウン誌を作りました![2013年4月26日の記事]
第2号:グループ作業でタウン誌(第2号)を作りました。[2014年4月25日の記事]

では、最新の「タウン誌 和 (なごみ)〜こころの寄り道〜」第3号、御覧ください。



CRESSで作るタウン誌の作り手は、現在休職し、復職に向けて治療に取り組んでいるリワークメンバーです。
このタウン誌が、心の病でクリニックを訪れる患者さんや、リワークに関心を抱いてこのblogを読んでくれている読者の人たちの手に届けば、とても嬉しく思います。
そういう方たちに、タウン誌を見てもらって、手にとってもらって、クリニックへの行き帰りにでも、少し寄り道してもらって、心が癒やされるような素敵な場所の発見のお手伝いができれば、と思います。
そういう読み手のことを考えながら、リワークメンバーの皆も作成に取り組みました。
クリニック周辺をエリア分けし、タウン誌で取り上げるスポットを持ち寄りました。
そして、実際にメンバー全員で足を運んで、その雰囲気を作り手のメンバー自身で感じ、写真を撮り、紹介文を書き上げました。
地図上に皆でコラージュをしたり、パソコンでデザインして、タウン誌が出来上がりました。

「2ヶ月かけてタウン誌を作る」という同じ目標を共有し、メンバー同士でコミュニケーションしながら作業をする体験は、職場での仕事に近いものがあります。
普段は特に意識されることのないお互いの考え方や性格の違いが、グループ作業という協働作業を通じて、浮き彫りになることがあります。
今回も多くのメンバーが、そうした相手と自分との違いに気づき、グループでコミュニケーションしながら仕事をすることの難しさと大切さを、体験を通じて学ぶ機会を持ったことでしょう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

グループ作業に関するblogを書くたびに思うことがあります。
それは、過去に参加していたメンバーさん達の仕事が、現在のメンバーさんたちに大事にしっかりと引き継がれていることです。
過去に生み出された作品群や、そこでの仕事を記録した議事録などを、その都度参照し、参考にしながら、今回もメンバーさん達は作業に当たりました。
そして、継承できるものは大事に継承し、改良できるものは改良し、新しいものを生み出しました。
過去に明らかになった仕事上の問題や課題を、今回はどうやったら乗り越えられるか、考えることもありました。

卒業されていったメンバー達のかつてのグループ作業の取り組みが、現在参加しているメンバー達の作業の土壌となって、新しいものを生み出していく。
そういう時間の繋がりを、実感します。
それは、今回紹介する「タウン誌」もそうですし、「リワーク通信」や「メモワール」もそうですね。

過去から現在の仕事における繋がりを、リワークのグループ作業を通じて、私は実感します。
それはきっと、あらゆる仕事というものを支えているものなのでしょう。
今の私たちも、よく知らないかもしれないけれど、過去仕事に取り組んできた先人たちの土台の上で、今の仕事をしているはずです。

それは過去と現在との繋がりというだけでなく、同時代においても。
今、自分の見えないところで、多くの人達が、自分の仕事の基礎ともなる仕事に取り組んでいて、私たちは知らないうちに、その恩恵に浴しているのでしょう。

「仕事を自分一人だけで抱えてしまって、苦しくなり、休職してしまった」という体験は、多くの休職者からきかれることです。
リワークメンバーも、人の協力を得ることができずに、一人で仕事を抱え込んでしまった体験を、多かれ少なかれ持っています。

しかし、私たちは明確には気づいていないだけで、すでに多くの他人によって、仕事を抱えてもらっているのです。
それは、今の仕事の土台を作り、今の自分に手渡してくれた過去の人たちであり、まさにこの瞬間も、見えないところで自分の仕事に関わっている現在の人です。

そう実感するならば、皆さん自身も、同時代の誰かの仕事を支え、未来の人へと仕事を手渡しているのだとわかるでしょう。

仕事を一人で抱え込んで苦しいと感じたら、手を休め、少し周りを見渡してみましょう。
あなたが一人で抱え込んでしまったと思っている目の前の仕事の背後に、多くの知らない人たちの仕事が見えてきませんか。

そう気づけたならば、自分一人ではなくて、周りの人とともに仕事をすることは、自然なことだ、と感じられると思います。
人と一緒に仕事をする行動(つまり、相談したり、助けてもらったり)を取りやすくなるでしょう。
そして、あなたもまた、誰かの仕事を助け、支えていくのでしょう。



2015年5月14日木曜日

5月病かな。。。

みなさんこんにわ(^O^)

ゴールデンウィークが終わり、『海の日まで祝日がない・・・』と思ったら
心も身体も疲れませんか??

また、4月に転勤・入学・入社・部署変更などで新しい環境になり、気が張って頑張ってた緊張がゴールデンウィークにより切れてしまって、なんかやる気が出ない・・・
気が重いなんてことは??

ゴールデンウィークは休みが続くため、生活リズムが崩れます。
夜更かし。。。寝坊。。。暴飲。。。暴食。。。。

そんな生活から一変、仕事がは始まると規則正しい生活をしなくてはいけないので、身体がついていけなくなって誰でも心も身体もしんどくなってしまいます(ToT)

そんな方は試して下さい!

・身体が疲れていても休みの日に普段より2時間以上多く睡 眠をとらないこと!
 
・太陽の光を浴びる!

休みの日に思いっきり寝れないなんてよけい疲れるわ!とか、
太陽の光に浴びたら焼けるわ!とか
思ってしまいますが、
睡眠時間を一定に保つことは生活リズムを整えるのに一番大事なことです!!

太陽に光を浴びることによってセロトニンの分泌量が増えて心も穏やかになりますよ!

是非、なんとな〜くしんどいなぁ。。。って思ったら試して下さい(*^_^*)




2015年5月1日金曜日

☆ゴールデンウィーク☆

新年度が始まって一ヶ月過ぎました。
週末からはゴールデンウィークですね。
暑い日が続いてますが、体調崩したりされてないですか?




熱中症の予防の為にも、こまめな水分補給を忘れないで下さいね。
外出時はもちろん、室内にいても熱中症のリスクはあるので油断大敵ですよ!




ところで皆さんは休み中どう過ごされるのでしょうか?
新しい環境で、一ヶ月気を張っていた状態から解放されてリフレッシュする時ですよ☆
会社で座りっぱなしの方は運動してみる良いリフレッシュ方法かもしれないですね。
休み無く仕事ばっかりの一ヶ月を過ごされた方は、積極的に休息を取る事も大切になってきます。




ただ、せっかく整っている生活リズムを崩してしまってはもったいないので、起床就寝時間は仕事の時とあまり差のでないように生活するよう心がけてみて下さい。
そうする事で、休み明けに身体のリズムが大きくズレる事が無くなり、休みボケを感じる事が少なくなると思います。




新年度からの生活を振り返って、新たに目標を立て直したり、改めて気を引き締めるいいきっかけとして有意義な休日を送ってくださいね♪




2015年4月24日金曜日

今月のアフターリワークプログラム



 今月のアフターリワークは、先週の土曜日、4/18に行いました。
(アフターリワークは、リワークプログラムCRESSを利用し、復職された方を対象にしたデイケアです。)



 リワークに今通っておられる方は、“アフターってどういうものなんだろう?”って、なかなかイメージできなかったり、初めて参加する方は、“どういうことをするのかな?”“どんな人達が来てるのかな?”と気になる気持ちを抱いておられるんじゃないかなと思います。

 アフターの雰囲気が少しでも伝わるように、
 準備を整えて復職できるように、
 復職してもここでのつながりが安心感につながっていくということを知ってもらえたらなと思って、先日のアフターの様子を綴っていきたいと思います。



 今回は、10人強の卒業生のみなさんが参加されました。いつもより、少し多い人数だったように思いますが、
  
 タイムテーブルとしては、
 10時〜  受付開始
 10時半〜 ラジオ体操・朝の会・自己紹介
 11時〜  グループミーティング(「復職後の今」について、どんな風に過ごしている       か、どんなことが起こっているか、感じていることや困っていることなど自      由にディスカッションします)
 12時半〜 昼食
 13時半〜 個別相談・レクリエーション(個別相談は担当の心理士と面談をし、その間他      のメンバーさんは看護師が生活習慣をチェックしたり、卓球をしたり、その      回によってプログラムはさまざまです)
 15時半〜 終わりの会

 上記のような流れで、レクリエーションは“ケーキ作り”を行いました♪



 ホットケーキを重ねて、生クリームでコーティングしています。
 女性のメンバーさんを筆頭に、協力しながら、美味しいケーキができあがりました☆













                      



午前中のミーティングでは、それぞれが復職してどのくらい経過しているかや、どんな仕事をしているか、職場での状況などを話されました。

今回は、復職して1年経過しているメンバーさんから、復職して3日しか経っていないメンバーさんまで、さまざまでした。

その中で、復職して間もないメンバーさんが、
復職したばかりで、与えられる仕事に対して物足りなさを感じるということを言葉にされ、そのことから他のメンバーさんが感じていることや思っていることなど、話が広がっていきました。



「やっと復職できた」という気持ちがあると、最初の頃はどうしてもアクセル全開に気持ちが入りやすいのではないかと思います。

そういった気持ちに対して、同じように経験されたことのあるメンバーさんから、「自分も同じような気持ちで復職した結果、少しずつうまくいかなくなってしんどくなっていった」という意見が数名から出ていました。

そこでお互いが、自分の職場での過ごし方や、これからの進み方を考えるきっかけになっていました。



アフターリワークでグループディスカッションする意味は、

復職したばかりのメンバーさんは、これから自分のペースをつかんでいく時期で、復職して暫く経過した先輩から、体験を混じえた意見をもらうことで、自分のことを点検しながら歩んでいくことができるのではないかなと思いますし、

復職して時間が経過しているメンバーさんは、復職したてのフレッシュな気持ちを聞くことで、自分の今を考えるきっかけになり、またこれからどんな風に過ごしていけばいいのか気持ちを整理できる体験になるのではないかなと思います。


同じCRESSで過ごしたとはいえ、アフターリワークで初めて顔を合わせる方々もいらっしゃいますが、
CRESSで過ごしたという体験から、自然と皆さんが時間をかけずに心を開いて関わりあっておられる様子を見ると、嬉しく感じます。


CRESSを卒業して、復職後うまくやっていけるのか心配な気持ちは皆さん共通です。

だからこそ、一緒に考えていけることが力になるのではないかと思っています。

CRESSを卒業したら、孤独な戦いが続くのではなく、
お互い支えあいながら着実に歩んでいくことを目指していただけたらと考えています。




今、リワークに参加されているメンバーさんも、復職が近づいているメンバーさんも、
復職されたメンバーさんが一日一日粘り強く立ち向かっている姿に、エネルギーをもらいながら、これからのことを考えていってくださいね。



アフターに参加された皆さん、お仕事がお休みの日に、足を運んで来てくださって、ここでのつながりを、ずっと大切にしてくださっているんだなと感じますし、
私達スタッフも、みなさんが日々の生活の中で感じる気持ちを一緒に考えられる場を大切にしていきたいなと思っています。

次回のアフターリワークは5月16日に行います。

また、お会いできることを楽しみにしています。

 皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

2015年4月17日金曜日

グループ作業でリワーク通信春号(第8号)を作りました。〜グループの中で起きた問題を、グループの中で考えよう〜

リワークプログラムのグループ作業の成果物について、これまで本ブログの記事でも毎回紹介してきました。

今回は、1〜2月の2ヶ月間のグループ作業で取り組んで完成させた、
ワクワク♪リワーク通信 2015年春号
をご紹介します。
リワーク通信の発行も、今回で通算第8号となりました。
リワーク通信とは、復職を目指して日々リワークに通うCRESSのメンバーが、リワークで何を学び、体験しているか、メンバー自身の声で伝えるものです。
来るべき復職に向け、この休職期間をリワークで過ごし、日々悩みながらも真摯にプログラムに取り組んでいるリワークメンバーからの発信を、どうぞご覧下さい。




















今回のリワーク通信も、前号に引き続き、冊子形式でボリュームのある作品となりました。
リワーク通信を通じて、メンバーがCRESSでどういう一日を過ごしているのかを、具体的に伝えることができないか、みんなで考えました。
そこで考案されたのが、架空のメンバー「暮須なごみ」(暮須は、クレス CRESSと読んで下さい)を主人公としたマンガ「暮須なごみさんの一日」です。
このマンガを作るにあたって、たくさんの写真を撮影しました。
朝、リワークルームに入ってくるところの撮影から始まって、朝の会や、それぞれのプログラムの光景、お昼時間の食事の光景、リワークメンバーがCRESSを巣立って復職していく卒業式など。
写真をもとに、コマ割りやセリフを考えて、コラージュの技法を取り入れて、独創的なマンガが出来上がりました。
暮須なごみ(つまり、これはメンバーの一人ひとりです)が、復職に向かって、この休職期間をCRESSで生き生きと過ごしている生活が、描写されています。
リワークに関心をお持ちの患者さんや、将来CRESSに参加されることになるまだ見ぬメンバーの方が、このマンガを通じて、リワークというものをもっと具体的に身近に感じてもらえたら、嬉しく思います。

今回のリワーク通信では、現メンバーがリワークに参加する際に感じていた疑問や質問を取り上げて、それにスタッフと現メンバーが回答するコーナーがあります。
例えば、
「リワークには毎日通わないといけないのでしょうか?」
「何ヶ月くらいリワークに通ったら、復職できるのでしょうか?」
「プログラムを選んで参加することはできますか?出たいものだけ出てもいいのですか?」
など、どれも、リワークを利用するにあたって、多くの方が疑問に感じていたり、知りたい質問が揃っています。
回答にあたっては、リワークスタッフが治療的な観点からの理解と回答を提示した上で、かつて同じようにこうした質問を抱いていた現メンバーが、リワーク通信に盛り込んで作り上げました。
「休職期間に、なぜあえてリワークを利用するのか?」という大切な問いへの、CRESSからの一つの回答となっています。
リワークをこれから利用しようとされている患者さんや、改めて原点に立ち帰る必要性を感じている、リワーク通信の作り手である現メンバーさんにも、ぜひ目を通しておいていただきたい内容です。

さて、グループ作業は、リワーク集団を職場に見立て、決められた納期に間に合うように、プロジェクト(今回であれば、リワーク通信)に取り組むプログラムです。
今回のグループ作業でも、多くのメンバーが、メンバー間で生じる対人的な問題に苦しみ、悩み、葛藤しました。

ときには、はっきりと目に見える衝突が起こることもあります。
その場合は、当事者とスタッフとで一緒に話し合って、お互いの理解のズレを確認し、歩み寄ったり、相互に理解したりできるか、試みてみます。
辛い体験にはなりますが、しかし、たとえ仕事で衝突しても、それによって人間関係が壊れる訳ではなく、むしろお互いのことを知れたり、新しい関係に開かれる機会となるならば、そのメンバーさんにとっては、大きな成長の体験となります。こうした体験は、職場に戻ってから、生きてきます。

しかし、そういうケースはむしろ少ないのです。
多くは表面化しないままです。そして、今発生しつつある「対人関係の問題」や「グループの機能不全」は、ひそやかに、グループの中で、地下水脈のように、あるいはマグマのように、息づいています。

リワークでは、こうした問題を、なかったことにするのを、よしとはしません。
その理由は、ここまで読まれた方には、自明でしょう。
グループ作業は最もそうした体験が起こりやすいプログラムですが、それに限らず、リワークの中でメンバーが体験している、対人関係での悩みや葛藤を、表面に持ち上げて、それをできることなら当事者同士、さらにはグループ内で話題にして、皆で考えられることが、復職への力となるばかりか、各人の人間的な成長に繋がるからです。

こうした体験をリワークで持てる方は、確かに少ないかもしれません。辛い不快な体験になりうるからです。
ただ、一人でも多くのメンバーが、リワークの中で発生した対人関係の悩みや問題を、グループの中で考えられる機会が持てたら、と思います。
そうやって成長したメンバーの集団によって、グループもまた成長できるのです。
こうやって成長できたグループならば、それはグループを構成している私たち一人ひとりに、恵みをもたらしてくれるでしょう。
私たちは、CRESSをそういうグループにしたいと思っています。

2015年3月19日木曜日

風邪かな??

こんにちは!

今週に入ってとても暖かくなりましたね!!

寒暖差が激しくなって体調を崩しやすい時期ですのでみなさん気をつけて下さい。


そんな、寒暖差があるから鼻水やくしゃみ、倦怠感があると「風邪かな??」と思い手持ちの総合感冒薬を飲んでもなかなかスッキリしないってことはないですか??

もしかしたらそれは「花粉症」かもしれませんよ!!

私、今まで花粉症じゃなかったから今年も違う!!と思っていたらそんなことはないですよ!

花粉症は急になります・・・。
様々な生活環境、、、例えばすストレスからも花粉症を発症することがあります。
ストレスにより自律神経の調節が乱れ花粉症の症状が出やすくなったりします。

では、風邪と花粉症の違いは??

くしゃみ・鼻水(サラサラした透明)・鼻づまり・目のかゆみ・
倦怠感・集中力の低下・イライラなど・・・。

通常、風邪だったら数日で症状が楽になってきますよね!



でも、1週間たっても症状が回復しない、上記の症状が続くなどがあったら
病院を受診して見て下さい。
きっと今よりは楽になれますよ(^^)




2015年2月27日金曜日

ココロが弱いのではなく・・・

先日、何かのテレビ番組で、
「心が弱いのではなく、視野が狭い」ということを言っているのを聞きました。

仕事をしていて、問題や置かれている状況に対処しきれず、
眠れない日が続いたり、食欲がなくなったりした際、
「自分の心が弱いからだ」と思われる方がいます。
また、休職に至った要因の一つとして、
自分の心が弱かったからだと思う方もおられるようです。

でも、本当は心が弱かったからではなく、
視野が狭かったからという見方もあるのではないでしょうか。

忙しいときや焦っているとき程、
「◯◯するしかない!」と考えがちです。
でも、冷静になって、視野を広げて見てみると、
他の方法もあったというのはよくある話です。

今、リワークプログラムで行っている認知療法は、
視野を広く保つための練習でもあります。
ぜひ復職後も活用していただければと思います。