2014年6月27日金曜日

自信をなくしたら・・・

 今年度が始まって3ヶ月が経ちました。春に異動や復職をされた方にとって、3ヶ月は一つの節目です。異動などによって新しい職場や新しい仕事をする際、それまでとは勝手が違い、できると思っていたことができなかったり、思わぬところで躓いたりして、「こんなつもりじゃなかったのに」と自信をなくすこともあります。
 「自信がない」とはどのような状態なのでしょう。「自信がない」状態を説明するとしたら、どのように説明しますか。よく知っている言葉ですが、案外難しいのではないでしょうか。辞書には、自信とは「自分の能力や価値を信じること」とありますが、漠然としています。
 ストレスに強い人は「首尾一貫感覚」というものが十分に備わっていると言われているのですが、自信とは首尾一貫感覚に近いのではないかと思います。首尾一貫感覚は以下の三つから成ります。
①「把握可能感」(自分の置かれている、あるいは置かれるであろう状況が把握、またはある程度予測できるであろうという感覚)
②「処理可能感」(何とかなる、何とかやっていけるという感覚)
③「有意味感」(やりがいがあるという感覚)
 こちらも漠然としていますが、「自分を信じること」よりは具体的です。
 「自信がない」と感じたら、この三つの感覚のどれか、あるいは複数が揺らいでいるということだと思います。自分の状態を知ることが改善の一歩なので、まずは一つずつ見直してみると良いかもしれません。
 また、手っ取り早く自信を取り戻す方法はないので、落ち着いて、できることをコツコツと積み重ねていくことも大切です。


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