2013年10月25日金曜日

ワクワク♪リワーク通信〜秋号〜


 9月13日から、グループ作業を通して作成していた“わくわくリワーク通信〜秋号〜”が完成しました
 


 グループ作業は、ある一定の限られた時間の中で、スタッフが提示した課題を参加者全員で協力して制作していきながら、各自が《自分自身の仕事の取り組み方》や《他者との関係の持ち方》や《コミュニケーションのあり方》などについて考えていくプログラムです。

 これまでのグループ作業では、リワーク通信の他に、一年を振り返るプレゼンテーションや、散策マップ、文芸誌や、交流会の運営活動などに取り組んできました。


 思い返すとCRESSのリワ-ク通信の一号を発刊してから1年になります。
 そのときどきによって、参加者や人数もさまざまで内容やレイアウト、完成までのプロセスが異なっていましたが、リワ-クの活動や体験しているものを発信していくという積極性は、メンバ-のみなさんの中に引き継がれてきた気持ちが流れていたように思います。
 

 これまでもそうでしたが、グループ作業は、1〜2ヶ月かけて1つのものを創り上げていくので、メンバーが入れ替わるということが起きてきます。

 新しいメンバーが参加したり、お休みなどで作業に参加できないこともあったり、もしかしたら途中でリワークを卒業するかもしれない方がいらっしゃったり、そういった不安定な環境が土台にありながらも1つの仕事を成し遂げていくわけです。

 これまで何度かグループ作業に参加してきた経験のある方と、途中から参加される方とでは、課題に対するモチベーションや、不安の質や量、コミュニケーションも異なったものだったのではないかと想像します。
 リーダーとして、チームの一員として、ポジションが違うことで、作業に対する関わり方もそれぞれ違ったでしょうし、どのように作業に関わるのかは、かなり難しいテーマだったのではないでしょうか。



 リワ-ク通信が完成した最終日に、これまでの自分やグル-プ活動のプロセスについて振り返る時間を持ちます。
 普段、職場では、仕事を終えて、そのあとにチーム全体でその仕事について振り返り、自分の取り組み方について意見を交換するということはほとんどないように思うので、その中で共有できることはとても貴重な体験だと思います。

 振り返りの中では、自らのグループ作業に対する関わり方や人との関わり方を客観的に振り返り、今後の自分に活かすために、良かったところだけでなく、こうすればもっとよくなっていくのではないかということを考えていきます。

 「コミュニケーションがうまくいっていた」「話しやすい雰囲気の中で進められた」「みんなの意見を取り入れたリワーク通信ができた」という、よい感想がたくさん出たことは大切なことだと思いますが、
 「自分からは積極的にあまり話せなかった」「自分の意見を強く主張することがあった」「メンバー間で、作業の負担量の違いを感じた」「メンバー間のモチベーションの違いを感じて戸惑った」という、なかなか難しく感じられた点が発見できたというのは、もっと大切な気付きだったように思います。


  
 振り返りの時間の中で、CRESSの中での課題と、責任が伴う厳しい現実とでは同ようにはいかない…という意見が出ました。
 CRESSと職場の雰囲気が違う、というのはみなさんが思われることだと思います。
 
 環境が違うからこそ、今までの自分自身を振り返って、今後の復職したあとをイメ-ジし、自分と向きあって、自分のあり方を客観的に模策していくことに繋げていっていただけることを期待しています。

 下の写真は、グループ作業最終日に行ったプレゼンテーションの一場面と、できたてホヤホヤのリワ-ク通信です↓
 今回は、1週間のスケジュ-ルに加え、セルフチェックと個人プレゼンを詳しく紹介されています。









 グループ作業に携わられた全てのメンバーのみなさん、ご苦労様でした★

 みなさんの意見が反映され、たくさんの人の想いがこもった素敵なリワーク通信になったように思います。
 手にとった読者の方々に、リワークでの活動が具体的にイメージしていただけるような作品になっていると思います。
 HPや、クリニックの窓口に置いて、いろんな方に見て頂けるのが楽しみですね。
 まだ、もう少し先になると思いますが…


 来週は、個人プレゼンテーションがありますよ♪\(^o^)/

 

2013年10月18日金曜日

ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)の時間


だいぶ肌寒くなってきました。
風邪を引かぬよう、健康管理に注意したいものです。

さて、今日は、ソーシャル・スキル・トレーニングというプログラムを紹介します。
CRESSでは、Social Skill Training(社会技能訓練、以下、SST)をプログラムに取り入れています。
SSTでは、ロールプレイを行います。
ある社会場面を設定して、そこで何らかの問題に直面した主人公が、コミュニケーションを通じて、いかにしてこの問題を解決していくかに取組むのです。

CRESSでは、職場の状況を設定しています。
ロールプレイに出演するのは、基本的に3人です。主人公が当然いて、他は、例えば、上司、同僚など、その状況に応じて変わってきます。
ロールプレイに参加しないメンバーは、ロールプレイを外側から観ています(オブザーバー)。オブザーバーは、ロールプレイが終了してから、気付いたことを主人公にコメントします。
主人公を含めて参加者全員でロールプレイを振り返り、ロールプレイの中で一体何が起こっていたのか、どうしたらよりよいコミュニケーションができるのか、意見を出しあい、考えを深めます。

SSTで主人公が直面する状況は、とても難しい場面です。例えば、厳しい上司に悩んでいたり、また別の回では、部下が言うことを聞いてくれなくて関係がギクシャクしている主人公が設定されるかもしれません。仕事に忙殺されているのに、さらに仕事を頼まれる羽目になるSSTもあります。
ですから、SSTで主役を自らやってみることは、とても勇気が要ることだと思います。
「皆が見ているところで、上手にできなかったら……」という不安や恥しさもあるでしょう。
なかなか主人公が決まらない回もありますが、そんなときでも、誰かが主人公を引き受けてくれます。

SSTは、上手にロールプレイすることが目的ではありません。
表面的なコミュニケーション・スキルを駆使して、とりあえず急場を凌ぐことができたとしても、それは本質的な問題解決にはならないからです。

困った状況や悩ましい人間関係に陥っている主人公に、わが身を置いてみることで、心にどういう感情や考えが湧き上がるのかを体験し、そういう自分をしっかりとつかまえることが、SSTではとても大切です。それは、多くの場合、普段生活しているときには、あまり見たくないネガティブな気持ちや考えでしょう。
それは、普段は意識しなくても済んでいる気持ちかもしれません。しかし、休職前、そのメンバーが職場で悩みの渦中にいたときには、SSTと似たような状況に置かれていて、実際にネガティブな気持ちを経験していたのかもしれません。
職場にいたときには、なかなか意識することが難しかった自分の気持ちを、SSTという人工的ではあるけれど、現実とも通じ合ったロールプレイの場所で、誤魔化さずにしっかりとつかまえること。
その上で、困った状況や、ネガティブな気持ちを、他者とのコミュニケーションに踏み出すことで打開していこうと、SSTでは試みる訳です。

「上手くロールプレイしなくてはいけない」という気持ちは、「自分をかっこ良く見せなくては」という気持ちとつながっています。
SSTでは、ロールプレイ体験を通じて、自分が何に困っているのか、悩んでいるのかを発見し、それをコミュニケーションで解決していくにはどうしたらいいのかを、一人ではなく、皆で考えよう、というプログラムです。

そういう目的を共有しているメンバーたちが、毎回真摯にSSTに取り組んでいます。そういう姿勢で取り組んでいるSSTは、深いところで、現実の職場での体験とつながっていますし、そこで皆で考えた様々なアイデアや見方は、各メンバーの心に、もう一つの声となって、取り入れられていくことでしょう。





こころのクリニック和−なごみ−
 http://nagomi-kokoro.com/


2013年10月11日金曜日

〜小さい秋♪み〜つけた〜

散策♪うつぼ公園

やっと秋らしくなってきたと思ったら、この1週間は30℃の日が続きますね(-_-;)
気温の変化に気をつけて風邪引かないように皆さん気をつけて下さいね!!

さて、本日は軽運動のプログラムで「散策」を行いました。
散策というと普段何気な〜く歩いている道を気にしながら歩いて、新しい発見や季節の変化にワクワクしたり♪何か秋らしいものをみつけられたらなぁと。。。

そして、うつぼ公園へ!!

ん〜・・・まだまだ暑いせいか秋!というよりまだ夏のような公園です。。。
でも、空は晴天!!木はところどころ黄緑っぽくなっている箇所もありました!




何か秋らしいものないかなぁ(。・_・。)と、散策すると・・・


あった!!



まだ色は緑っぽいですが、まさしく秋が始まっている証拠ですね(^O^)

まだまだ、暑いと思っていましたが草木はちゃんと季節を感じて
変化していたんですね(*´∀`*)

普段は気にすることなかった季節の変化を感じることが出来ました(^^)

日本には四季があり、その季節にあった食べ物があり、植物あり、スポーツがあり
本当にすばらしいですね(*^_^*)

皆さんもいつも通る道や公園にほんの少し意識を向けてみてはいかがでしょう。
きっと何か新しい発見がありますよぉ(^^♪


こころのクリニック和−なごみ−
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2013年10月4日金曜日

〜思秋期〜


さて、10月に突入しました。

今年も、終盤戦に差し掛かってきましたよ?

季節はですね。(^^♪




 秋といえば、みなさんはどのようなものを連想しますか・・・?


 毎月第一金曜日の午前中は、個人プレゼンテーションというプログラムを行っています。
 
 今回のテーマは、そのについて、プレゼンテーションしていただきました。
 と言っても、秋についてプレゼンするのではなく、

「秋というテーマで自分は何を伝えたいか?」ということを考えていただき、
伝えたい事柄を自由な形式で発表していただきました。

 今日の発表では、

食欲の秋
ハロウィン
秋の色
サンマについて
勉強の秋
「おいしさ」の科学
秋の夜長の過ごし方
読書の秋~本の神様からの贈り物~
だんじり
たったひとつのたからもの

と、いろんな視点からのプレゼンがありました。

内容も発表の仕方もメンバーさんによって違っていて、それぞれステキな工夫が感じられました。

みなさんのプレゼンを聞かせていただいて、心の中があたたか~くなるような気持ちを感じさせていただきました。

こういった情緒を味わえるのも、秋らしい醍醐味なのではないでしょうか。


秋はこれからです。

みなさんも、秋の色を感じながら、秋の味覚を味わいながら、秋の風に心を委ねてみてはどうでしょうか。


秋をより一層、味わっていきたいものですね。






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