2013年3月22日金曜日

こころにアクセスすること


 普段、生活している中で、私たちは今置かれている状況の中で、身動きが取れないように感じることが少なからずあると思います。

 それが一体何なのか考えてみるけれど、考えれば考える程よくわからなくなったり、よくない方向に考えが進んでいってしまったり、一人で考えていると、得体のしれない不安に押しつぶされそうになってしまうこともあるのではないでしょうか、、、?

 考えられるときもあれば、そうでないときの方が多いのかもしれません。

 それを考えないまま過ごすのか、考えることを避けるのか、それとも少しずつ考えてみようとするのか、誰かと一緒に考えてみるのか、それは人それぞれです。

 どうやって自分の気持ちに向き合っていくのか、どう感じているのかというココロにどのようにアクセスするのか、それは一筋縄ではいかないでしょう。

 言葉にできるものもあるかもしれないし、言葉に出来ないこともあるかもしれない。

 そういうものを表現する一つの方法として、アートセラピーというものがあります。

 先週のアートセラピーの時間には、個人でコラージュを作りましたが、今週はグループで一つの作品を作りました。
 グループでコラージュをするときには、一人一人の心に浮かんできたそのときの思いだけでなく、その人が人と関わるときのスタイルや、そのグループに対する思いや、グループの中での関係性も表れてくるように思います。

 どこからその作品に手をつけていけばいいのか、どんなものを切り抜きに選べばいいのか、誰が一番最初に糊付けしていくのか、他の人の貼っていくものを見て刺激を受けるものもあり、すごくいろんなことを考えなければいけない作業です。

 作っている時に何を感じるか、出来上がった時にどう感じるか、改めて見てどう思うか、さまざまなプロセスがそこにはあらわれてくるのではないでしょうか。

 その一人一人が感じていたものを、再びグループでディスカッションすることで、さらにそのグループ内が凝集され、理解され、活性化されることもあります。


 今回の作品では、出来上がった後につけたタイトルは『時をかける彼女』になりました。
 ディスカッションした中では、さまざまに影響される部分があったり、誰かと誰かの間を埋めたくなったり、誰かが占めている空間の中に自分が要素を加えてみたいと思ったり、そういったが気持ちが動いていたようです。
 そして、“つながり”というキーワードが出て来ました。
 
 それは、かけがえのないメンバーさん同士が今感じておられる、皆さんにとって、とても大切なハートのように思いました。

 言葉では伝えられない、言葉には表せない、でもそれぞれに共有していたつながりがあったのではないでしょうか。
 

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