2013年12月30日月曜日

今年最後のリワーク


本日は年内最後のリワークプログラム!

ということで、“忘年会”を開きました☆

おおまかなタイムテーブルとしては、
午前は映画鑑賞をして、
午後からは3チームにわかれて、チーム対抗のゲーム大会を行い、1年の振り返りのディスカッションをしたあと、大掃除をして終えました。





今日の準備は、プログラムの中では2回しか時間がない中で、リーダー&サブリーダーがファシリテートしながら、メンバーのみなさんも協力して取り組んでくださったので、とても楽しい1日になりました。

ゲームはビンゴ、ジェスチャーゲーム、あっちむいてホイ、卓球玉入れをしましたが、けっこうジェスチャーゲームが面白かったです。

面白いお題をメンバーさんが考えてくださっていましたし、ジェスチャーするのも当てるのも面白くて、大人になってもかなり楽しめるんだなと感じました。

また機会があれば、是非やってみたいですね!

下の画像は、卓球の玉入れです。紙コップ、ペットボトル、大きな箱を用意して、その中に玉を入れるゲームで、これはけっこう難易度が高くて、ローテーションで廻るので忙しくて、大変でした。(笑)







限られた時間ですが、今年1年間の振り返りをしました。

リワークに参加した期間もバラバラで、休職している期間もそれぞれ違いますが、職場という環境から離れてみて、自分自身について考える時間ができ、その中で新しく気付いたことや、再発見したこと、感じたものがあったということには、共通するような心のプロセスがあったのではないかなと思いました。

いったん、仕事を休むということには、かなり覚悟がいることだと思います。

そこから復職に向かうというのも相当の覚悟が必要になってくるでしょう。

その準備をリワークで身につけていくわけですから、リワークに参加することにもかなりの心構えがいりますよね。

参加するまでは、リワークがどういうところかも不明確だし、どんなメンバーさんがいらっしゃるのかもわからないし、どういうことが待ち受けているかもわからないし、継続して通えるのか、これからどうなるのか、復職できるのか、、、、
いろんな不安が頭の中を駆け巡るのではないでしょうか。


そういった不安を抱えながら、リワークに通う中で、自分と同じような体験をされた方の話を聞いたり、自分自身の気持ちについて考えたり、職場での出来事について振り返ってみたり…

これまで一人では向き合うことが難しかったことに、たくさんの仲間がいるからこそ一緒に考えることができるようになっていくんですよね。


今年もCRESSでは、多くの人との出会い、そして旅立ちがありました。
みなさんの心の中ではCRESSとつながっているような気持ちを持っておられることを願っています。

ちょっとしんどくなったとき、うまくいかないなと思ったとき、忙しくて仕事に追われているときに、
CRESSの仲間と笑いあった卓球や、緊張しながらも達成した個人プレゼンや、努力したセルフチェックや、最後まで協力し合ったグループ作業を思い出してくださいね。

それは参加されているみなさんが、みなさんの力で取り組まれたことです。

今日の1日の、ほんの小さなよかった体験が、明日に、そして未来にずっとずっと積み重なっていきますからね。

つなげていきましょう。







2014年が、みなさまにとって幸多き一年になりますように。










2013年12月20日金曜日

グループ作業で、響生〜2013年memoirs〜を作りました。

今年も残すところ、あと僅か……。
一年の終わりが近づくと、「今年はどんな年だったかな」と、ぼんやりと思うことがあるでしょう。
リワークプログラムでも、今年を振り返る作業を取り入れています。
それは、自分の一年の軌跡を意識化する作業に繋がります。真摯に自分の経てきた時間を振り返ることで、変化したところ、変化していないところ、達成できたこと、復職への新たな課題、そういったものが見えてきます。

さて、前回は、個人プレゼンテーションで2013年を振り返った内容を紹介しました。

そして、リワークのグループ作業では、先月から「2013年を振り返る(2013年メモワール)」というプロジェクトに取り組んできました。
これまでも、ブログではグループ作業を紹介してきましたね。
グループ作業での成果物である“ワクワク♪リワーク通信”、“タウン誌「和(なごみ)〜こころの寄り道〜」”、“文芸誌オーロラ(Aurora)”は、当クリニックのホームページでご覧いただくことができます。
ワクワク♪リワーク通信
タウン誌「和(なごみ)〜こころの寄り道」
文芸誌オーロラ(Aurora)

今日は、「2013年を振り返る」というテーマでのグループ作業の最終日でした。
非常に短いスケジュールの中、進捗にも苦心しながら、リーダーを筆頭に、メンバーが力を合わせて取り組んで、今日最終日を迎えました。

どういうコンセプトで「2013年を振り返る」という内容物を作るのか……。
グループ作業を進めるにあたっては、最初にそのコンセプトをグループ全体で固める議論が必要でした。
また、グループ作業とはいっても、メンバー個々人にとっての2013年がある訳です。
そういうパーソナルな体験を、どうやってグループ全体で1つの成果物に練りあげるのか。
この難題に、リーダー始め、メンバーの皆は非常に心を砕いて考えてきました。
成果物を作るためには、個々のメンバーが自分の一年を振り返り、それを出してもらう必要がある。けれども、全体で1つのものを作るためには、共通点や妥協点を見出してく必要が、当然出てきます。

話し合いや議論を重ねて、なるべく皆の合意点を探っていこうと、リーダーは心を使い、苦心もしていました。そういうリーダーの態度を見て、メンバーの中に、リーダーの胸の内を想い、リーダーを支えたいという気持ちが起きたことと思います。

グループは一枚岩ではありません。グループの中には、更にもう一つのグループができます。そうしてグループに分かれて仕事を進める訳です。グループ作業でもそうでした。
そうすると、グループには更に動きがでてきます。動きが出てくるので、メンバー間での意見の交換や、ときには対立も起こります。それはグループが前進するためには、必要なことです。
サブグループの中でのリーダーは、サブグループに所属するメンバーの気持ちや意見を大切にして反映していこうと思うでしょう。真剣にメンバーの思いに耳を傾ければ、その分、そこで積み重ねてきたメンバーとの話し合いの内容を尊重したいと思うし、メンバーを大切にして守りたいと思うでしょう。
しかし、そうしたサブグループで決めた事柄が、グループ全体の意思決定には思ったほどには反映されないという事態が、グループで仕事をする限り、当然出てきます。
この難しい事態を、グループ全体でいかにコミュニケーションを取り合いながら、乗り越えていくか。
今回のグループ作業では、そういうダイナミックな展開が起こりました。
そして、お互いが気持ちを伝えつつ、相手のことも尊重して、乗り越えていったと思います。

ネーミングは、「響生」(きょうせい)と決まりました。
この言葉は、あるメンバーさんが日直のときに、朝の会の「朝のひとこと」で語った内容の中に出てきた言葉です。
その話が、メンバーの心に強い印象を残していたのでしょう。だから、今回のグループ作業で、2013年メモワールのネーミングを考えるときに、「響生」がリワークルームに再び響いてきたのでしょう。

グループ作業での体験で、上手くできたことや気持ち良く仕事ができたことは、大きな達成です。

そして、グループ作業で、自分以外の人と一緒に仕事をしてみて、内心困っていたことや、悩んでいたこと、嫌だなと思ったこと、そういったことも大事にして下さい。そして、リワークでは、困ったことや嫌だったことを隠すのではなく、直接そのことにアプローチしてみましょう。きっと、規模は違えど、それと似たようなことが職場でもその人には起きていたはずです。それは、休職にも影響していた事態だからです。
リワークのグループ作業という対人関係で困ったことや嫌だったことを、きちんと誤魔化さずに明るみに出し、スタッフを含めて検討して乗り越えていけたなら、それはそのメンバーにとって、大きな支えになるでしょう。

こうして出来上がった「響生〜2013年memoirs〜」。
CRESSのグループ作業に、また新たな大切な作品が生まれました。
メンバーで作り上げた「響生」は、リワークプログラムCRESSに新たに参加される将来のメンバーへと、受け継がれていきます。

「響生〜2013年memoirs〜」は、後日、ホームページにアップします。冊子は医院の受付にも置きます。
グループ作業では、手に取ってくださる読者の方たちのが、実際に「響生〜2013年memoirs〜」を読んだらどう思うか、ということも考えた上で、より良いものを作ろうとしていました。
一人でも多くの人たちに、リワークメンバーの「響生〜2013年memoirs〜」が読まれること、そして、そこで読者の人たちとの間でも、響き合うものがありますように。

ホームページへのアップを、楽しみしていてください。


12月27日追記。「響生〜2013年memoirs〜」完成版です!










2013年12月13日金曜日

アートセラピー 〜連歌〜

〜連歌〜




こんにちは(^.^)

今日は今年一番の寒さということで今年初“ロングダウンコート”を着用しました(>_<)
寒いけど、やっぱりダウンは暖かいですね!!
皆様も暖かい格好で出かけて下さいね(^^ゞ

さて、今週はアートセラピーの時間に「連歌」というものをメンバーさん達と行いました!
「連歌」とは・・・初めの書き出し部分の五七五を自分で考えて隣の人に七七を考えてもらう。それをずっと繰り返し回していって自分の手元に戻ってきたら最後に自分で〆る。それで1つの歌をみんなで作り上げていくんです(*^_^*)



自分の前の人がどんなストーリを思い描いて書いているのか、決められた文字数で自分の想像力を膨らまして、次につながる歌を考える(・へ・)

難しい・・・(ー_ー;)

今まで「リレー小説」は何回かしていましたがリレー小説は文字数が決まっていないので,
自由に考えを表現出来ましたが、短い言葉で思いを伝えるって難しいですね。。。


それでは、私(スタッフ)スタートの連歌を1つ紹介します♪


忘年会 フグカニコース 飲み放題
グラス交換 お願いします
出来るなら フグカニコース 食べ放題
勘弁してよ 今月5回目
二日酔い もう酒止めたと 今日も言い
薬を飲んで 今朝二日酔い
酔い心 心もとろけて しまいそう
目覚ましなしで 起きれない朝
二日酔い 英語で言えば “ハングオーバー”
そういや今月 上映会
3日酔い 今日も元気だ アルコール消毒
さあ出かけよう 忘年会へ



いかがですかぁ??(^^♪
季節感もあり、遊びこころもありなかなか良い歌が出来たなぁっと私はお気に入りです♡








ブログの内容には全然関係ありませんが、もうすぐ“クリスマス”ですね☆☆☆
この写真可愛かったので載せてみました(・∀・)







こころのクリニック和−なごみ−
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2013年12月6日金曜日

2013年の私−一年間の自分を振り返って−

今日の午前中のプログラムでは、毎月第1金曜日恒例の、‘個人プレゼンテーション’を行いました。
(※個人プレゼンテーション:毎回違うテーマに沿って、5分間自由にプレゼンしてもらいます。企画会議や卒論発表会、ショート授業などをイメージしてもらうといいかもしれません)

今月のテーマは、[2013年の私]です。





今年一年、みなさんはどのように過ごされてきましたか?

今年にしか体験できない、今年でしか味わえないようなものがたくさんあったのではないでしょうか。

みなさんは、今年を振り返って、何を想うでしょう?



CRESSに参加されているメンバーの方々は、今回、リワークプログラムCRESSに参加して感じたことに焦点を合わせておられる方もいらっしゃいましたし、流行語という切り口の方や、2013年1月の自分が2013年12月の今の自分を見たら何を思うかという視点からショートストーリを作成された方、宮城の復興、時間というもの、気持ちの変化などから自分自身を考察された方々、休職から今に至るまでのプロセスの中で考えたことを発表された方々もいらっしゃいました。

みなさん切り口はさまざまですが、リワークに参加し、その中でのいろんな出会いを通じて刺激を受け、考えたものを、今回個人プレゼンの当日を迎えるにあたって、整理されたことが多かったのではないかと思います。

そして、他のメンバーさんの発表を聞かれて、再び自分自身の2013年を振り返ることにつながったのではないかと思いました。

それぞれのペースは違っていて当然のことですが、自分に向き合って、自分が歩んできたプロセスを振り返り、いまが自分にとってどういう意味をもつのか考えることは、これからを考えていく上ではすごく大切なことですよね。

いまをどう充実したものにできるかが、この先の近い未来だけではなく、みなさんの人生にとっても大きな意味を持つのではないかと思います。

限られた時間を、どう自分のものにしていくか、どれだけ意義のあるものに見出だせるかというのを考えさせられました。









有意義な週末を…(*^^)







こころのクリニック和−なごみ−
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2013年12月3日火曜日

食欲の秋〜BBQに行って来ました〜

ブログでBBQの話し合いをしたことを書きましたが、
今回、リワークのプログラムでBBQに行って来ました。

BBQの予定していた日が、あいにくの雨になってしまい、延期した日も天候が優れず、またもや延期……
そして、三度目の正直で迎えた当日は、快晴に恵まれました。
待ったかいがありました!



BBQ会場は、青い空に秋の深まりの紅葉が映えて、とても美しい場所でした。

さあ、「買い物班」と「点呼班」に分かれて、それぞれがBBQの準備です。
買い物班は、話し合いのときに出た皆の意見を取り入れながら、実際のBBQの食材を吟味して、たくさんの食材を購入してきてくれました。
点呼班は、一足先に会場入りして、場所の確認や、持参したBBQのための器具の準備です。


牛肉に豚肉、鶏肉のお肉シリーズに、
エリンギ、椎茸、玉ねぎ、トウモロコシ、かぼちゃ、ナス、キャベツの野菜もたっぷり。
二つのテーブルに分かれて、BBQに舌鼓を打ちました。

去年のBBQでもとっても美味しかった焼き芋を、今回もしっかり作りました。

黄金に光るサツマイモ、美味しそうでしょう?

最後は焼きそばを作りました。焼きそばも美味しかった!

お腹が満たされてからは、皆で童心に帰って、キャッチボールやバトミントン、バレーボールをして遊びました。

普段のプログラムはリワークルームの中での活動ですが、こうして美しい自然の中で美味しい食べ物を味わいながら、メンバー同士で楽しくお喋りしたり、遊んだりできたことが、とても良かったと思いました。
こうした仲間との思い出深い体験が、きっとメンバー一人ひとりの復職に向けても、大切な糧になると思います。



2013年11月22日金曜日

アートセラピー 〜秋の実りを使って〜

アートセラピー 〜秋の実りを使って〜

皆さんこんには(^^♪
もう、すっかり秋らしさがなくなり冬に突入しそうですねぇ(´・ω・`)

今回は`秋の実り`を使って色んな作品をメンバーさんに作って頂きました。

材料は以前に散策に行った際に持帰ってきた落ち葉やどんぐり!!

想像力豊かな個性的な作品が出来上がったので紹介させて頂きます(*^_^*)




 ドラえもんや自画像・・・!!


枝をうまく使って魚の骨を再現していたり!!
飼ってるワンちゃんを落ち葉で再現したり!!

落ち葉の色をうまく利用して皆さん本当に上手に出来てますよね(^○^)

働いていたらこのようなことをする機会ってなかなかないものですよね。。。
気分転換に皆様も自然なものを使って作成してみてはいかがでしょうか(*^_^*)
夢中になれますよ(^^♪






2013年11月15日金曜日

〜2013 メモワール〜

〜2013 メモワール〜


今日は久しぶりの雨ですね。。。
朝、外に出たら息が白くてビックリしました(((((((( ;゚Д゚))))))))ブルブルブルブル
今年は秋がほとんどなくて急に冬ですね・・・( ゚д゚)ハッ! 

さて、今年も残すところあと1ヶ月と少しです!!
1年が早すぎます\(◎o◎)/!

と、いうことでCRESS参加メンバーさんに「今年を振り返った回顧録(メモワール)」を作成して頂くことになりました(*^_^*)

本日はその第1回目!!


どんな内容にするかリーダー・サブリーダーを中心にメンバーさん主導で進めて頂きます!

どのような内容にするか色々な意見が出て、出来上がりが楽しみです(^^♪
発表は12月20日(金)!
完成したらまたブログで報告させて頂きますのでお楽しみにぃ(*^^)v





             以前の散策で撮った写真です(^.^)

皆さんもこの機会に今年1年をもう一度振り返ってみてはいかがでしょうか。。。(^^♪





2013年11月8日金曜日

BBQのイベントの話し合いで思ったこと

 CRESSの秋の行事で、バーベキューを予定しています。

 昨年のBBQは、ブログでも紹介しました。

『あれからもう一年も経つのか……』と思うと、感慨深いものがあります。
というのも、当時BBQに参加されたメンバーの皆さんは、その後リワークを旅立たれ、各自がそれぞれの職場に戻り、思い悩むこともありながらも、日々仕事に取り組んでいるからです。

 さて、それから一年……。
 今年のBBQが迫ってきました。
 今日のグループ作業の時間では、BBQに向けての話し合いを、メンバー全員でしました。

・食材は何にするか。

・BBQの仕事に応じての班決め(買い出し班と設営班)

・食後のレクリエーションは何をするか。

 食材決めのときには、各メンバーの好物や思い入れのある食材の話題になり、議論も非常に熱くなり、盛り上がりました。
 とても楽しい話し合いとなりましたが、こういう食材決め一つとってみても、自分が好きなものが必ずしも相手が好きだとは限らないことを想像し、自分が食べたいものをきちんと皆に伝えると同時に、相手はそれをどう思っているのか、相手の好きなものは何なのかに耳を傾けることが、相互理解のためのコミュニケーションには大切だと思いました。

 相手が提案してくれたものを、自分が食べたくないからという理由や、BBQには合わない食材だといって、すぐに否定してしまうのは、一方的なコミュニケーションです。
 
 相手が提案してくれた食材について、その提案の意を汲んでいく姿勢が大切だし、それをきちんと聞いた上で、それがBBQに合わないと思うなら、その理由をきちんと説明して相手に伝えることが、大切なコミュニケーションとなるでしょう。
 
 BBQの食材決めという、楽しい話し合いの場ではあっても、相手を尊重し、自分の考えもきちんと言語化するアサーティブなコミュニケーションがどれだけできていたか、もう一度自分自身を振り返ってもらえればと思います。

 さて、スタッフである私たちも、知ることがありました。
 予めスタッフ側で検討すべき項目は考えていたのですが、今日メンバーの皆に投げかけると、今度は、メンバーさんの側から、検討しておくべき項目が新たに出されました。
 それは、私たちスタッフが予め考慮できていなかった部分です。
 メンバーの皆さんから意見が出されたことで、「あ、これは検討する必要があった」と気付きました。
 このように、自分達以外の人からの発見や考えが出され、それらが総合されることで、それ以前には弱かったところは補強され、考慮できていなかった範囲が今度は考えられる領域へと変化しました。
 スタッフとメンバーの両者、グループ全体で議論し考えることは、こういうことなんだな、と思った次第です。

 こうして話し合ったBBQ。
 当日は、美味しいものをたくさん食べ、話し、遊び、楽しい一日となれば、と思います。
 そして、このBBQが、リワークメンバーの一人ひとりにとって、大切な思い出となるように。

 



去年のBBQの様子。美味しかった!!





2013年11月1日金曜日

リワークプログラムでのつながり


さて、11月になりましたね。

11月初日のプログラムは、午前は“個人プレゼンテーション”、午後は近くの公園まで散策に行ってきました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜



今回の個人プレゼンテーションのテーマは、〈文化〉でした。

いつもみなさんには、発表まで半月くらい余裕を持ってテーマを伝えています。発表までの2週間くらいの間で準備をしていただいて、5分間の発表に臨んでいただいています。

そして今回は、

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★古都奈良の文化財
★西洋文化であったフィギュアスケートについて
★絵本と読み聞かせについて
★トイレの文化
★台湾の文化
★海外から見た日本の贈り物文化
★食のタブー
★Cool Japan
★関西文化の日について
★韓国の文化について
日本の食文化(先日、卒業されたメンバーさんが、今回発表できないので、朝の会のときに紹介されていました)

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上記のように、“文化”というテーマから、個々で連想を膨らませて、何を伝えたいか熟考し、発表されました。

今回の発表は、これまでに比べて、特に全員が参加できるプレゼンになるような工夫されていた方が多いように感じました。

たとえば、
発表するときに、質問を投げかけて一緒に考えてもらったり、
フロアのメンバーさんの名前を呼んで、問いかけたり、
持ってきた絵本を手にとって見てもらったり、
アロマを用意されて、空間をプレゼン内容に合わせて雰囲気作りをしたり、
具体的にイメージしやすいように時系列で辿る写真や、地図のルートを提示したり、、、
と、みなさん工夫に工夫を重ねられて、とてもユニークで、しかもそれぞれの職場での経験やあり方を活かされていましたね。


ただ、自分が伝えたいものをまとめて発表するだけではなく、観客のみんなを巻き込んで、一緒にその場を共有し、一緒に考えたり、感じたり、想像したりできるものになっていて、すごく興味を惹かれました。

発表するときに、「〇〇さんのように発表してみたい」や、「△△さんの発表が説得力があってよかったな」と誰かのよいところを自分にも取り入れて、かつ自分らしく発表できたらいいなという刺激を受けるのも、このプログラムの特徴かなと思います。

発表当日までは、自分のペースでどうやって課題に取り組んで仕上げるかを考え、発表当日はどうすれば伝わるのかに奮闘し、そして、お互いに学び合いながら、今後に活かしていく。

卒業された方から学んだ仕事の取り組み方を取り入れてみた方、パワーポイントの使い方を教えてもらってから経験を積んでおられる方、みなさんがお互いに影響し合い、お互いに高め合っておられる姿をありありと感じました。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今週は、卒業されたメンバーさんがCRESSに顔を見せて下さったり、そのメンバーさんに言葉をもらって卒業を迎えたメンバーさんもいらっしゃったり、参加時期は異なっていたとしてもCRESSの仲間として、みなさんが心のなかでつながっていることを感じさせてもらいました。

参加するときは、すごく心細くて、そうやってみんなの輪の中に入っていけばいいのか不安で、心が折れそうになることもあると思います。

でも、来院を重ね、毎日参加しつづける中で、仲間と関係を築き、励まし合い、ときには弱音も見せながら、自分について考え、そしていずれそれぞれのあるべき場所に戻っていかれるわけですね。

卒業されるときは、こんなに自分には心を通わせられた仲間がいるのかと、嬉しくもあり、寂しい気持ちもあるのではないかと想像します。

きっと復職した初日は、居心地がよくなかったり、戸惑うこともあったり、逃げ出したくなったりもするし、

復職して日にちが経つと、思うように仕事が進まない苛立ちを感じたり、仕事がしんどくなったり、日々の仕事に追われて気づいたら終業時間を過ぎていたり、人間関係で疲れたり、

めまぐるしく、たくさんの気持ちを感じることになると思います。


どんなプロセスの中にも、変わらずCRESSがあることを、不安になったときは思い出してくださいね。

少しエネルギーが足りなくなってきた時や、辛く感じた時、どうしたらいいか迷子になってしまったとき、自分の気持ちについていけなくなりそうなとき、
そんなときに、このblogからみなさんのもとに言葉が届きますように。






画像は、散策に行ったときのものです。

秋を感じていただければ・・・(*^_^*)








2013年10月25日金曜日

ワクワク♪リワーク通信〜秋号〜


 9月13日から、グループ作業を通して作成していた“わくわくリワーク通信〜秋号〜”が完成しました
 


 グループ作業は、ある一定の限られた時間の中で、スタッフが提示した課題を参加者全員で協力して制作していきながら、各自が《自分自身の仕事の取り組み方》や《他者との関係の持ち方》や《コミュニケーションのあり方》などについて考えていくプログラムです。

 これまでのグループ作業では、リワーク通信の他に、一年を振り返るプレゼンテーションや、散策マップ、文芸誌や、交流会の運営活動などに取り組んできました。


 思い返すとCRESSのリワ-ク通信の一号を発刊してから1年になります。
 そのときどきによって、参加者や人数もさまざまで内容やレイアウト、完成までのプロセスが異なっていましたが、リワ-クの活動や体験しているものを発信していくという積極性は、メンバ-のみなさんの中に引き継がれてきた気持ちが流れていたように思います。
 

 これまでもそうでしたが、グループ作業は、1〜2ヶ月かけて1つのものを創り上げていくので、メンバーが入れ替わるということが起きてきます。

 新しいメンバーが参加したり、お休みなどで作業に参加できないこともあったり、もしかしたら途中でリワークを卒業するかもしれない方がいらっしゃったり、そういった不安定な環境が土台にありながらも1つの仕事を成し遂げていくわけです。

 これまで何度かグループ作業に参加してきた経験のある方と、途中から参加される方とでは、課題に対するモチベーションや、不安の質や量、コミュニケーションも異なったものだったのではないかと想像します。
 リーダーとして、チームの一員として、ポジションが違うことで、作業に対する関わり方もそれぞれ違ったでしょうし、どのように作業に関わるのかは、かなり難しいテーマだったのではないでしょうか。



 リワ-ク通信が完成した最終日に、これまでの自分やグル-プ活動のプロセスについて振り返る時間を持ちます。
 普段、職場では、仕事を終えて、そのあとにチーム全体でその仕事について振り返り、自分の取り組み方について意見を交換するということはほとんどないように思うので、その中で共有できることはとても貴重な体験だと思います。

 振り返りの中では、自らのグループ作業に対する関わり方や人との関わり方を客観的に振り返り、今後の自分に活かすために、良かったところだけでなく、こうすればもっとよくなっていくのではないかということを考えていきます。

 「コミュニケーションがうまくいっていた」「話しやすい雰囲気の中で進められた」「みんなの意見を取り入れたリワーク通信ができた」という、よい感想がたくさん出たことは大切なことだと思いますが、
 「自分からは積極的にあまり話せなかった」「自分の意見を強く主張することがあった」「メンバー間で、作業の負担量の違いを感じた」「メンバー間のモチベーションの違いを感じて戸惑った」という、なかなか難しく感じられた点が発見できたというのは、もっと大切な気付きだったように思います。


  
 振り返りの時間の中で、CRESSの中での課題と、責任が伴う厳しい現実とでは同ようにはいかない…という意見が出ました。
 CRESSと職場の雰囲気が違う、というのはみなさんが思われることだと思います。
 
 環境が違うからこそ、今までの自分自身を振り返って、今後の復職したあとをイメ-ジし、自分と向きあって、自分のあり方を客観的に模策していくことに繋げていっていただけることを期待しています。

 下の写真は、グループ作業最終日に行ったプレゼンテーションの一場面と、できたてホヤホヤのリワ-ク通信です↓
 今回は、1週間のスケジュ-ルに加え、セルフチェックと個人プレゼンを詳しく紹介されています。









 グループ作業に携わられた全てのメンバーのみなさん、ご苦労様でした★

 みなさんの意見が反映され、たくさんの人の想いがこもった素敵なリワーク通信になったように思います。
 手にとった読者の方々に、リワークでの活動が具体的にイメージしていただけるような作品になっていると思います。
 HPや、クリニックの窓口に置いて、いろんな方に見て頂けるのが楽しみですね。
 まだ、もう少し先になると思いますが…


 来週は、個人プレゼンテーションがありますよ♪\(^o^)/

 

2013年10月18日金曜日

ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)の時間


だいぶ肌寒くなってきました。
風邪を引かぬよう、健康管理に注意したいものです。

さて、今日は、ソーシャル・スキル・トレーニングというプログラムを紹介します。
CRESSでは、Social Skill Training(社会技能訓練、以下、SST)をプログラムに取り入れています。
SSTでは、ロールプレイを行います。
ある社会場面を設定して、そこで何らかの問題に直面した主人公が、コミュニケーションを通じて、いかにしてこの問題を解決していくかに取組むのです。

CRESSでは、職場の状況を設定しています。
ロールプレイに出演するのは、基本的に3人です。主人公が当然いて、他は、例えば、上司、同僚など、その状況に応じて変わってきます。
ロールプレイに参加しないメンバーは、ロールプレイを外側から観ています(オブザーバー)。オブザーバーは、ロールプレイが終了してから、気付いたことを主人公にコメントします。
主人公を含めて参加者全員でロールプレイを振り返り、ロールプレイの中で一体何が起こっていたのか、どうしたらよりよいコミュニケーションができるのか、意見を出しあい、考えを深めます。

SSTで主人公が直面する状況は、とても難しい場面です。例えば、厳しい上司に悩んでいたり、また別の回では、部下が言うことを聞いてくれなくて関係がギクシャクしている主人公が設定されるかもしれません。仕事に忙殺されているのに、さらに仕事を頼まれる羽目になるSSTもあります。
ですから、SSTで主役を自らやってみることは、とても勇気が要ることだと思います。
「皆が見ているところで、上手にできなかったら……」という不安や恥しさもあるでしょう。
なかなか主人公が決まらない回もありますが、そんなときでも、誰かが主人公を引き受けてくれます。

SSTは、上手にロールプレイすることが目的ではありません。
表面的なコミュニケーション・スキルを駆使して、とりあえず急場を凌ぐことができたとしても、それは本質的な問題解決にはならないからです。

困った状況や悩ましい人間関係に陥っている主人公に、わが身を置いてみることで、心にどういう感情や考えが湧き上がるのかを体験し、そういう自分をしっかりとつかまえることが、SSTではとても大切です。それは、多くの場合、普段生活しているときには、あまり見たくないネガティブな気持ちや考えでしょう。
それは、普段は意識しなくても済んでいる気持ちかもしれません。しかし、休職前、そのメンバーが職場で悩みの渦中にいたときには、SSTと似たような状況に置かれていて、実際にネガティブな気持ちを経験していたのかもしれません。
職場にいたときには、なかなか意識することが難しかった自分の気持ちを、SSTという人工的ではあるけれど、現実とも通じ合ったロールプレイの場所で、誤魔化さずにしっかりとつかまえること。
その上で、困った状況や、ネガティブな気持ちを、他者とのコミュニケーションに踏み出すことで打開していこうと、SSTでは試みる訳です。

「上手くロールプレイしなくてはいけない」という気持ちは、「自分をかっこ良く見せなくては」という気持ちとつながっています。
SSTでは、ロールプレイ体験を通じて、自分が何に困っているのか、悩んでいるのかを発見し、それをコミュニケーションで解決していくにはどうしたらいいのかを、一人ではなく、皆で考えよう、というプログラムです。

そういう目的を共有しているメンバーたちが、毎回真摯にSSTに取り組んでいます。そういう姿勢で取り組んでいるSSTは、深いところで、現実の職場での体験とつながっていますし、そこで皆で考えた様々なアイデアや見方は、各メンバーの心に、もう一つの声となって、取り入れられていくことでしょう。





こころのクリニック和−なごみ−
 http://nagomi-kokoro.com/


2013年10月11日金曜日

〜小さい秋♪み〜つけた〜

散策♪うつぼ公園

やっと秋らしくなってきたと思ったら、この1週間は30℃の日が続きますね(-_-;)
気温の変化に気をつけて風邪引かないように皆さん気をつけて下さいね!!

さて、本日は軽運動のプログラムで「散策」を行いました。
散策というと普段何気な〜く歩いている道を気にしながら歩いて、新しい発見や季節の変化にワクワクしたり♪何か秋らしいものをみつけられたらなぁと。。。

そして、うつぼ公園へ!!

ん〜・・・まだまだ暑いせいか秋!というよりまだ夏のような公園です。。。
でも、空は晴天!!木はところどころ黄緑っぽくなっている箇所もありました!




何か秋らしいものないかなぁ(。・_・。)と、散策すると・・・


あった!!



まだ色は緑っぽいですが、まさしく秋が始まっている証拠ですね(^O^)

まだまだ、暑いと思っていましたが草木はちゃんと季節を感じて
変化していたんですね(*´∀`*)

普段は気にすることなかった季節の変化を感じることが出来ました(^^)

日本には四季があり、その季節にあった食べ物があり、植物あり、スポーツがあり
本当にすばらしいですね(*^_^*)

皆さんもいつも通る道や公園にほんの少し意識を向けてみてはいかがでしょう。
きっと何か新しい発見がありますよぉ(^^♪


こころのクリニック和−なごみ−
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2013年10月4日金曜日

〜思秋期〜


さて、10月に突入しました。

今年も、終盤戦に差し掛かってきましたよ?

季節はですね。(^^♪




 秋といえば、みなさんはどのようなものを連想しますか・・・?


 毎月第一金曜日の午前中は、個人プレゼンテーションというプログラムを行っています。
 
 今回のテーマは、そのについて、プレゼンテーションしていただきました。
 と言っても、秋についてプレゼンするのではなく、

「秋というテーマで自分は何を伝えたいか?」ということを考えていただき、
伝えたい事柄を自由な形式で発表していただきました。

 今日の発表では、

食欲の秋
ハロウィン
秋の色
サンマについて
勉強の秋
「おいしさ」の科学
秋の夜長の過ごし方
読書の秋~本の神様からの贈り物~
だんじり
たったひとつのたからもの

と、いろんな視点からのプレゼンがありました。

内容も発表の仕方もメンバーさんによって違っていて、それぞれステキな工夫が感じられました。

みなさんのプレゼンを聞かせていただいて、心の中があたたか~くなるような気持ちを感じさせていただきました。

こういった情緒を味わえるのも、秋らしい醍醐味なのではないでしょうか。


秋はこれからです。

みなさんも、秋の色を感じながら、秋の味覚を味わいながら、秋の風に心を委ねてみてはどうでしょうか。


秋をより一層、味わっていきたいものですね。






こころのクリニック和なごみ
541-0054大阪市中央区南本町2  
電話06-6226-7463 
URL:www.nagomi-kokoro.com

2013年9月30日月曜日

休職に至った自分って?

抜けるような青空が広がり、気持ちのよい天気が続いています。
少し肌寒くもなってきて、秋が深まってきた感じがしますね。

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さて、リワークのプログラムの中で、「休職に至った自分を考える」というテーマでフリートークをしました。

参加メンバー各々が、休職したときのことを思い出しながら、そのときの出来事や自分が感じていたことを話していきました。
メンバーは、職業も年齢も性別も違うけれど、休職に至った過去を振り返ると、おどろくほど共通する体験をしていたことが、わかりました。

「仕事へのやり甲斐やモチベーションを見失ってしまった」という風に振り返ったメンバーさんがいました。
今の仕事そのものが、果たして自分がやり甲斐を感じられる仕事なのか?
もし、やり甲斐を感じられなくなったとき、いったい、仕事とどう向き合えばいいのか?
すぐには答えがでない疑問でしょう。
フリートークのプログラムの時間では、「なぜモチベーションを喪失してしまったか?」をそのメンバーさんが問う中で、子供の頃の自分にまでさかのぼっていかれることがありました。
休職に至った自分を振り返る時、その原因は様々ですが、各自の人生史が絡んでいることがあるのだと思います。

「内心ではどれだけ疲れ、悩んでいても、仕事をしているときは、決して弱音を吐くことができなかった」と振り返っていたメンバーさんがいました。
弱い自分を見せらなかった、という体験は、多くのメンバーに共通していた体験でした。
「職場の誰も弱音など吐かずに頑張って仕事をしている中で、弱っている自分を出してしまったら、脱落してしまう」という不安は、多くのメンバーさんが感じていたことでした。
以前のブログの記事で、「弱い自分」とどう向き合うか、という内容を書いたことがあります。

「強さ」と「弱さ」(2013年3月29日の記事)

弱い自分は、どこかで助けを求めています。依存したい気持ちを、持っています。
しかし、弱い自分を見せることが叶わないときには、なかなか、誰かに依存したい気持ちや、寄りかかりたい気持ちが自分の中にあることを、自分が肯定することができません。
どうしたら、そうした自分を認められるのか。
弱い自分を認められなくなってしまったのは、昨日今日の話ではないので、すぐに解決できることではないでしょう。
しかし、そういうメンバーさんが、こうしてリワーク・プログラムに参加することを決断し、日々リワークに足を運び、メンバー同士やスタッフに対して、自分の弱いところや苦しい気持ちを表現できるようになっていくことが、とても大切な一歩となるでしょう。
リワークの中で、弱っていて大丈夫じゃない自分を、他の人に表現しても、「大丈夫」と感じられるようになること。それが、第一歩です。

自分の中にいるいろんな自分がリワークプログラムを通じて表現され、その存在に自分が気付いていくこと。
それは、不安を乗り越えていく大切な仕事です。




2013年9月20日金曜日

スポーツの秋


近頃、すっかり秋らしくなり朝晩は涼しくなりました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さん気をつけて下さいね(^O^)

さて、秋といえばスポーツの秋!食欲の秋!ですよね!!
ということで本日はラウンドワンに皆さんでボーリングに行きました(^^ゞ

ラウンドワンまでは徒歩で15分。。。
ボーリング前の軽いウォーミングアップになってちょうどよかった!!!

3チームに分かれてチーム対抗戦\(^o^)/
さぁ、いざボーリングスタート!!!!!!








久しぶりのボーリングという人が多かったですが、皆さんお上手でした(*^_^*)
盛大に盛り上がりあっという間に1ゲームが終了しちゃいました(´・ω・`)

たまにはこんなプログラムもいいですねぇ(^^♪
いっぱい身体を動かして、今日はぐっすり眠れそうなぁ(~o~)

次は食欲の秋!!
また、みんなで楽しめるイベントを考え中(*´ڡ`●)





こころのクリニック和−なごみ−
 http://nagomi-kokoro.com/






2013年9月6日金曜日

Cressionalship


 8月31日(土)のことになりますが、リワークプログラムCRESSの1周年を記念して、
卒業されたメンバーさんと現在参加されているメンバーさんの交流会Cressionalship~を開催しました!!!!!

みなさん、この日のブログがいつ更新されるのか、首を長くして待っておられたのではないでしょうか?

土曜日にも関わらず、総勢22名の方が集まり、卒業生の方にとっても、現在参加されているメンバーさんいにとっても有意義な時間になったのではないかなと、みなさんの表情を見ていて思いました

この日のために、プログラムのグループ作業の中では、今回の交流会の準備を重ねてきていました。
そこでの協力があったからこそ、卒業生の方とスムーズに打ち解けて、交流会も一つにまとまったのではないかと思います。

また、卒業されたメンバーさんにとっては、懐かしいリワークルームの扉を開き、久しぶりに逢う仲間と話す機会となったのではないかと思っています。




今回は、在籍されているメンバーお二人に司会を務めていただき、“○○の部屋”っぽく、卒業生の方に前に出てきていただきました。そして、リワークに参加されるまでのことや、参加してみて感じたこと、復職して感じていることや、気をつけていること、そしてリワークの中で得られたものや、在籍されているメンバーさんにメッセージなど、豊富な内容でお話ししていだたきました。

何も用意せずに来ていただいたので、大変緊張された方もいらっしゃったのではないかと思いますが、みなさんの言葉で話してくださったからこそ、イキイキとしたものが伝わってきました。

それぞれの職場でさまざまな人と関わり、仕事をし、いろんなものに直面されておられるのではないかと思いますが、この機会に、リワークでのことを思い出し、少しでも、日々の暮らしに活かしていただけたらなと思っています。






こういう風に自分自身の経験を他の方に伝えるということは、大変エネルギーを使うことでもありますが、話すことで、これまでのことを整理し、他の方々の話を聞いて吟味していくという体験になったことだと思います。



歓談の時間には、かき氷も作ってみました〜!


限られた時間ではありましたが、いろんな方と話し、とても良い刺激をたくさん吸収されたのではないかと思います。



お集まりいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

交流会はこれからも企画していけたら思っていますし、他の企画も考えていますので、期待していてください。

それぞれの道を、また一歩ずつ歩みながら、
またお会いできる日を楽しみにしています!



2013年8月23日金曜日

8月も残すところわずか…


 猛暑日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

 「あついー!」という言葉しか口から出なくなってしまいますね。

 いつになれば、この気候から逃れられることができるのか?!

 “毎日暑い”というのも、ストレスの一種ですよね。

 外出するのが億劫になったり、長時間、外で過ごすと体力が消耗されたり、イヤ〜な方に目を向けると、キリがありませんね。

 

 でも、視点を変えてみると、夏も残すところ、あと僅かなのです。

 楽しかった夏が終わってしまう切ないかんじ…

 久しぶりに会う親族との再会、家族旅行、海、花火、お祭り…

 なんだか思い返すと、名残惜しい気持ちが沸き上がってきませんか?


 暑いからこそ冷たさが染みるカキ氷!
 
 いつもより思い切り遊べる開放感と、心地よい疲れの余韻!

 汗水垂らして成し遂げた達成感!

 朝から鳴いていたセミの声!

 自然の緑の深さ!

 うちわ、風鈴、扇子、浴衣、水着など、夏だからこそ愛着のあるアイテムがたくさんありますよね。
 

 眩しい太陽の日差しに、いろんなものが輝いて見える季節。

 それが夏。


 

 さあ、みなさんは、この夏にやり残したものはないですか?

 せっかくのこの季節が終わるまで、満喫した日々を。

 
 
 

 

 

2013年8月9日金曜日

グループ作業で、文芸誌AURORA(オーロラ)を作りました

大雨に、記録的な猛暑と、過酷な天候が続いています。
熱中症にくれぐれも注意して、身体のコンディションを整えていきましょう。

これまでもブログでは、CRESSのグループ作業を紹介してきました。

① 2012年10月のグループ作業より、「ワクワク♪リワ〜ク通信 ー秋号ー
② 2012年11月・12月のグループ作業より、「グループ作業〜2012年を振り返って〜
③ 2013年1月・2月のグループ作業より、「ワクワク♪リワーク通信〜春号〜
④ 2013年3月・4月のグループ作業より、「タウン誌 和(なごみ)〜こころの寄り道〜
 2013年5月・6月のグループ作業より、「ワクワク♪リワーク通信〜夏号〜


今日は、最新のグループ作業の成果をご紹介したいと思います。

今回のグループ作業のテーマは、
「文芸誌を作る」

「文芸」は、文学や芸術といった創作のことです。
ですから、文芸誌とは、そうした創作を収録した雑誌や作品集といえます。
創作物には、詩・小説・短歌・俳句・随筆・評論等、言語表現による芸術もあれば、絵画や写真などの言葉によらない表現による芸術も含まれるでしょう。

「文芸誌を作る」は、グループ作業が初めて挑戦するプロジェクトでした。最初は、メンバーの皆さんも、「文芸誌って何?」という感じで、具体的なイメージが湧かないようでした。
普段、文芸誌を読むことはないし、文学や芸術にあまり縁がないと思っているメンバーさんもいて、一体どんな文芸誌を作ればいいのか、戸惑われているようでした。

困惑の中でスタートしたグループ作業でしたが、リーダー、サブリーダーを決め、グループで話し合いを進める中で、リワークプログラムのアートセラピー(芸術療法)で自分たちが取り組んでいる創作それ自体が、一つの「文芸」であり、それを文芸誌に盛り込むというアイデアが形となっていきました。

こうして出来上がったのが、
文芸誌 AURORA 〜オーロラ〜 
です。
(表紙の画像と誌面のpdfファイルが開きます)

文芸誌AURORA Vol.1 創刊号 表紙



何を文芸誌に盛り込むか、メンバーで検討を重ねていきました。
そして、これまでのアートセラピーで取り組んだことのある「連歌」と「リレー小説」、そして前回のブログでもご紹介した「仮面作り」を、文芸誌の内容とすることに決まりました。

リレー小説については、ブログでも2回、紹介したことがあります。
あたかもバトンを渡すように、グループ全員で一つの小説を書き上げるのです。

そして、「連歌」は、短歌をグループで順番に詠んでいきます。

リレー小説も連歌も、最初の人が投じた創作物が、その後どのように展開するのか、全く想像がつきません。前の人から受け継ぎ、次の人に手渡す。その流れの中で、成長していくのです。

かつてのアートセラピーで作ったリレー小説の中から、3つの作品が文芸誌に掲載する作品として選ばれました。どの作品もそれぞれ思い入れのある作品でしたから、選択する作業そのものが、心を使う作業だったと思います。

連歌については、今回の文芸誌のために、あらたに創作した作品を掲載することとなりました。

そして、リレー小説も連歌も、作品を載せるだけでなくて、その作品に対する「注釈」を盛り込むことに決まりました。
これは、作品の作り手であるメンバーが、作品に込められた意味や、そこで体験されたことを、「注釈」という形で言葉にする試みです。

仮面作りは、文芸誌の作成と同時進行でした。
文芸誌の作り手であり発信者であるメンバーさんは、人生の中で、きっといくつもの顔を身につけてきたはずでしょう。
文芸誌に掲載された仮面とは、そうした多面的な顔を持つメンバーさんが、思わず知らず表現された顔でもあるように思います。心の深いところに住んでいる「仮面」かもしれませんし、その人らしさを伝える「仮面」かもしれません。

文芸誌の名称は、AURORA(オーロラ)に決まりました。
メンバーで文芸誌の名前の案を持ち寄り、いくつかの候補の中から、AURORAが選ばれました。
オーロラという名前を考えられたメンバーさんは言います。AURORAという言葉にはラテン語で「夜明け、再出発、曙光」という意味がある、と。
うつ病の苦しみの中で休職となりながらも、復職に向けて歩んでいる自分たちの思いを、AURORAという言葉に込めたということでした。
そしてそこには、この文芸誌を手に取られる患者さんたちもが、いずれ苦しみという夜が明け、人生に明るい兆しがさし、希望を抱けるように……とのメンバーからの思いが込められているのです。


表紙に描かれた灯台の絵が、とても印象的です。
この表紙の絵も、あるメンバーさんの手によるものです。
水平線を背景に、海を見守る灯台が描かれています。
いくつもの色が、美しく融け合い、空と海、光と影を、表現しています。
どんなときでも、この場所に在り続け、航海に乗り出す船の行く先を指し示し、その帰りを待っている。
オーロラという名前に込められた思いが、この表紙の絵に表現されていると思います。

メンバーが生み出した文芸誌AURORA(オーロラ)を、ぜひご覧になって下さい。

こうして創刊された文芸誌オーロラは、今後もCRESSのメンバーに、引き継がれていくはずです。